2022年05月の日記
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●2022年05月30日(月)
娘は宝塚歌劇とSeventeenとゆうK-popアイドルを応援している。

コロナの影響でSeventeenの来日ライブは中止となり、今は
ネットで見るか、CDを買うかで納得しているようだ。
CDは中の特典がランダムに違うらしく、同じCDを
2枚、3枚買ってくる。バカか!と言いたいところだが、
自分のオシが出るまで何十枚も買う人がいるらしいので、
まだマシか。地味に応援しているのを観ていると、
チケットが無駄になった来日ライブには行かせてやりたいと思う。

もう一つの宝塚歌劇。こちらのほうが曲者だ。
神戸に住んでいるため1時間もあれば宝塚に到着する。
何なら朝、急に歌劇が観たくなって、当日券さえあれば観ることが
簡単出来てしまうのだ。
地方の人にとって羨ましいと思われるだろうが、チケット代を出す
親にとってはたまったものではない。
まぁ、大学生になってからはバイト代を工夫し、
自腹で行ってはいるのでほっとはしている。

宝塚歌劇にも応援しているスターがいる。
ファンクラブにも入会している。
どこのファンクラブも一緒なのかもしれないが、エグイほど
色んなものを売るし、お布施のようなお金を要求される。
スターのお誕生日にはお祝いのお金を任意だが請求されるし、
ファンクラブでチケットを取ってもらうと協力金のような
お金をチケット代とは別に任意だが交換時に渡さなければならない。

宝塚歌劇には不文律のようなものが長年続いているので
ファンには理解できるのだろうが、そうでない人には
不可思議でしかたがない。

その応援しているスターの退団が決まった。
娘は茫然とし、号泣した。
いつかはやってくる退団なので、ある程度は覚悟していたようだが、
いざ、それを突き付けられるとかなりのショックだったようだ。

宝塚の習慣で最後の公演、千秋楽にはファンクラブ全員で
(全員ではないか。)
白い服を身に着けてスターを応援しに行く。その時にファンクラブ
で作った服やグッズを身に着けていないと一緒に応援できない。
その総額3万円ほど。身に着けるのは千秋楽の1回きり。
恐るべし宝塚。
そう言えばあるトップスターが退団する千秋楽に白いダウンコートを
来ている団体を見たことがあった。聞けば1着5万円するらしい。
1回だけ着て5万円。お金持ちでなければ参加出来ない世界である。
中には背中が曲がった高齢女性もいらっしゃった。

お金が潤沢にあるわけでない娘は良い席からあまり良くない席に当日
変えられることもたびたびあった。それでも観ることが出来るのだからと
納得している娘を見ると少しけなげで、少し泣けてくる。
お金が全てではないと世間では言うが、ここでは渡すお金が優遇のポイント
になる。
娘よ、現実の世間の厳しさを勉強したな。え?これからディナーショーに
行って、東京の公演にも行こうかと考えているって?大バカか!

今週は『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』。
娘と二人でレイトショーを観に行った。
まだ見捨てられることなく一緒に映画やライブに行けることを
嬉しく思っている。たとえ金づるでもね。
娘とは全2作を一緒に行っているので今回も一緒に行こうと思っているのかなぁ。
いや、やつは『呪術廻戦』を一緒に行こうと言いながら友達と約束し、
その友達が行くことが出来なくなったので、しかたがなく僕を誘ったとゆう前歴を
持っている。(良いのだけど....)

20時20分の回、もう上映終了期に入っているが、そこそこ混んでいた。
前回からの続きなのだが、グリンデルバルド役だったジョニー・デップが
処々の事情で降板し、マッツ・ミケルセンになった。
マッツは今、ブロマイド売り上げNO.1(当店比較)なので納得できる
交代なのだが、ジョニーは良い役者なので頑張ってほしい。

話はとても良く練られていた。伏線回収もそれなりに出来ている。
ただ、主役のニュートの活躍が少ないように思えた。
それぞれのキャラクターの活躍場面が多くなっているのは
良いことかもしれないが、ラストでダンブルドアがニュートに
「今回の件は君のおかげだ」と言うほど活躍していない。
唯一の活躍場面は兄を助けに行ったときにサソリのような生き物と
シンクロしたところかな。

今までのシリーズでは一番地味かもしれないが、
それでも2時間半は退屈せずに楽しめる。
クリーデンス役、エズラ・ミラーは問題児なので出演するかは
不明だが、次回作にも超!期待している。
以上、店長でした。

●2022年05月13日(金)
入った瞬間、後悔した店はあるだろうか?
我が店、シネマインク.も入った後で後悔する人を
時々見かける。まぁ、特殊な店だからしかたないのだが。
でも、一度ご購入いただいたお客様のリピート率は高い。
趣味の店だから気に入っていただければすぐに常連さんに
なっていただける。

この間、僕は入店したことを後悔する食堂に遭遇した。
その日の午前中、結構な数の銀行や郵便局に行かなければならず、
全ての用事が終わったのはお昼前だった。

僕は仕事に行く前に少し早めの昼食をとることにした。
場所は新開地。商店街の中間ぐらいにある中華料理屋。
実は数年前に一度行ったことがあった。コロナ前だった。
とにかく安い。全ての定食はほぼ680円だ。数年前に行った
時と価格は変わらない。
酢豚も唐揚げもラーメンと炒飯のセットも揚げそばも麻婆豆腐も
エビチリも同じ値段。定食にはご飯とスープと少しのレタスサラダと
ザーサイが付く。レタスサラダは小さなレタスが3かけらほどだから
無いのと一緒だが。

それでも今時、680円で中華料理を食べることが出来る。
じゃあ何を後悔したか?
まったくのコロナ対策が行われていない店だったからだ。

まず、アルコール消毒液がない。
探したがどこにもない。
衛生的にも綺麗とは言えない店内は
なんだか油ギッシュで床も壁もテーブルも
ギトギトしている。

そして座席にはプラスティックの間仕切り板がない。
だから隣に人が座ると、とても近い。
もちろんソーシャルディスタンスは
とっていないので肩が当たりそうなほど近い。

お昼だったからか両隣には人が座りそうだ。間仕切り板が
ないので少しでも動くと体に触れそうだ。
僕は酢豚定食を頼んだ。とにかく早く食べて、早く出よう。

現在の状況。座ったかカウンター席の一つ飛ばした席に
高齢の女性(以降、ばあさん)2人が酒盛りをしていた。
酎ハイと中華料理で盛り上がっている。大きな声で
友人の浮気話に花を咲かせていた。80歳を超えていそうな
ばあさん2人(もっと若かったらごめんなさい。)のエロ話は
とどまることを知らない。


料理を待っていると
僕の隣に高齢の男性(以降じいさん)が座った。
じいさんは酢豚定食を注文した。僕と同じだ。
新聞を読み始めたが、ちゃんと整理できていない。
ページがバラバラになりゴワゴワしている。
じいさんは無理やり新聞を折りたたみ、何もなかった様に
元の場所に戻した。あー早く食べて、出たい。
そう願っているのに注文が集中したからか、なかなか
料理が来ない。
隣のじいさんは小声で「遅いのう」とつぶやいた。
じいさん、僕でさえまだなのにあんたの料理が来るわけがない。

と心で思っていると、僕より後に注文をした人に酢豚定食を運ぶ
店員を見てしまった。
お前、順番も把握できんのか!と少し怒りを感じたら、ほどなく
僕の酢豚定食が運ばれる。早く食べて出よう、そればかりが頭をよぎる。


僕がスープを飲んでいるとじいさんの酢豚定食が届く。
じいさんは僕の酢豚定食を横目で見てまた小声で一言。
「肉が少ないやないかい」
その言葉に反応し、じいさんの酢豚を見た。
たしかに少ない。見た目でわかるほど少ない。
僕の酢豚の3分の2ほどの量だ。
....笑ってしまった。
じいさんはその後、黙って食べていた。
僕は可笑しさのツボにはまってしまい。口の端から
酢豚がもれそうになりながら食べ続けた。

食べ終わったらすぐ愛想のかけらもない中国人の店員さんに
お会計をして退出した。

外に出た瞬間大きな深呼吸をして、ここには二度と行くまいと
心に誓った。
味は悪くないので、安く中華を食べたい人は行ってみて下さい。
ヒントは定食の価格です。

今週は『シン・ウルトラマン』。
コロナの影響で上映日がかなり延長された。
正式な上映日が決定した時、僕は絶対初日に行くことを決めていた。

仕事前の朝一で行くことにした。観客が多かったらどうしよう...
と言う心配は無用で、神戸の映画館は結構空いていた。
それでも平日の朝で6割ほどの客入りは多い方かな。

内容に関しては始まったばかりなので書かないでおく。

作品はウルトラマンのセオリーを踏まえている
良くも悪くもウルトラマン作品だった。

樋口真嗣と言えば日本特撮の大御所だ。
だが、わざと昔のウルトラマン的な場面が登場する。
例えば怪獣が潰す町並み、空飛ぶウルトラマンなど。
少し『キル・ビル』のワイヤーでのぶら下げが
わざと見えていた飛行機を思い出した。
もちろん一流の特撮シーンも見せてくれるので
そのギャップのあるシーンを探すのも楽しい。

往年のウルトラマンファンには、
おー!あのシーンはあれと同じだなとか、
この音楽はあれだなとか、これはウルトラセブンへの
オマージュかな、とかで盛り上がれるところも
多々ある。さすが庵野秀明、抑えてるねぇと感心した。

まずはとにかく観て下さい。そしてウルトラマンファンの人、
シネマインク.へ来て感想を聞かせてください。

是非、ご覧ください。以上、店長でした。


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