2022年02月の日記
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●2022年02月22日(火)
娘が週末、大阪へライブを観に行くと言う。
こんなコロナ禍で何を言っているのだと思った。
娘はかなり前の第5波が終息した頃に
チケットを取ったらしく、ライブが中止にならないと
お金が返って来ないと言う。

こんな時期に、しかもライブハウスでするのか?
かなり密じゃないか!と思ったが、ミュージシャンも
大変なのだろう。諸事情を考えれば中止することも
可哀そうな気がする。

でも、待てよ?ライブハウス?大丈夫かぁ?
不良ばかりが集まり、トイレでマリファナを吸うような
奴がいるのじゃないか?心配だ。

と、思ったのは30年以上前のことがあるからだ。
20歳代前半の僕は中学校から友人Y君とライブハウスに行った。
バンドはARB。知っています?ARB。
アレキサンダー・ラグタイム・バンド。
ゴリゴリのハードロックバンドだ。
ボーカルは今、俳優の石橋凌。当時もオールバックでカッコ良かった。
メンバーもかなりハードな人たちだった。
中でもドラムのKEITHはスキンヘッドにサングラス、タンクトップ
からはみ出ているのは入れ墨。今の単色のおしゃれタトゥじゃない。
肩には雷神、背中には菩薩の和彫りだ。
全身が怖い。(見た目とは違い、心優しい人だとも聞く)

ライブに来る人も強烈だった。黒一色の服装に軍人の履くようなブーツの人、
モヒカンの人、入れ墨の入った人...。怖い人たちが7割を占めていた。

会場では前の方に立っていたのだが、ライブが始まると同時に、観客が
前へ押し寄せ、僕らはグルグル回りながら押し出され、気付けば
一番後ろにいた。
前の方では上半身裸でモヒカンの観客が勝手にダイブし、
係の人に引きずられて追い出されていた。
横を見ると白目をむいた人たちが酸欠でバタバタ倒れてゆく。
僕が知る限り、ライブ中に5人は倒れていた。
ARBのファンだったが、大変な所へ来てしまったと少し後悔した。

そんな所に娘を一人で行かすわけにはゆかない。
僕が一緒に観ることは出来ないので、ライブハウスまで
付いてゆき、終わったら迎えにゆくことにした。

ライブの間、僕は映画館の待合室に座っていた。
本を読んで、少しゆったり出来た。
娘のライブも無事終わり、不良にも絡まれず、無事帰ることが
出来た。え?そんなに怖いバンドのライブかって?
いやいやチルズポットと言う若くてかわいいバンドでした。

今週は『劇場版 呪術廻戦 0』。
今、アニメの三本柱は『鬼滅の刃』、『東京リベンジャーズ』、
そうして『呪術廻戦』だ。
今回の映画はアニメ本編での主役三人は出てこない。
エピソード0なので、先輩にあたる乙骨憂太の話である。
テレビ版ではあまり出てこないキャラクターなので一瞬、
誰だったっけと思ってしまったが、思い出せば、か弱そうな
乙骨が何故、特級呪術師なのかが分かる話になっている。

TV版の主要キャラは出てこないが、先輩や先生は出てくる。
パンダ先輩があの人の製作品ではないかと思わせるエピソードも
ある。禪院真希や狗巻棘も活躍するし、相変わらず五条先生はカッコ良い。

とにかく面白い。いい年をしたおっさんの僕でも面白いと思わせる
作品だった。少年誌に連載されている作品だが『鬼滅の刃』同様、
結構残酷なシーンも多い。それでも老若男女、誰もが好きだと言えるのは
それをも超越する秀作だからなのだな。

とにかく、アニメだと敬遠せずにぜひ観て下さい。
以上、店長でした。

●2022年02月11日(金)
僕は冬のエアコンが嫌いだ。
顔ばかり温かくて、足元が寒く、冷えのぼせをするからだ。
顔だけが真っ赤になり、ボーっとしてしまう。

夏のエアコンはないと生きてゆけない。だから昔のように
冷房専用のクーラーと呼ばれる機種で十分なのだが、
今は一年中使える機種しか売っていない。
冬は電源を切り、夏になると使う。実にもったいない使い方だ。

じゃあ、冬は何を使っているのか。
石油ファンヒーターである。
これならば足元が温かく、冷えのぼせすることはない。
店全体を温めるには十分ではないのだが、なんとか毎年しのいでいる。

石油ファンヒーターに必要なもの。電気と灯油。
電気代は微々たるものだ。しかし灯油代は高い。
今年の灯油は特に高い。去年より2割増しの価格だ
約10日ほどで18Lの灯油ポリタンクは空になる。
エアコンのほうが光熱費は安いと思う。
でも今はこれ以外、暖をとる方法が思いつかないので諦めた。


問題は購入先である。以前は近くのガソリンスタンドで買っていた。
しかし店のある神戸都心部の元町にはダソリンスタンドが無くなった。
この辺りでは『雪やこんこ』の音楽を鳴らして灯油を
巡回販売もしてくれない、(これは関西だけらしい。)

ではどこで買えば良い?
数年前パソコンを駆使して調べた結果、自転車で約5分ぐらいの所に
ある氷屋さんで灯油を売っていることを発見した。
以後、自転車の前かごにポリタンクを積んで買いに行く。
自転車だから楽勝だ。お店の階段を一気に駆け上がり、10日ごとに
買いに行けば良い......と、言えたのは数年前だ。

年を重ねれば重ねるほど買いに行くことが困難になった。
去年はひどい痛風になり、後遺症があるからか、
今は階段を駆け上がれない。
場合によっては膝が痛く、一歩ずつしか上がれない。じじいだ。
自転車も満タンのポリタンクを積むと重さと不安定さで
手が震える時がある。
自転車初心者のような運転だ。今は灯油を買いに行くことが
苦痛でしかない。店にはポリタンクを二つ置いてある。
一つが空になると買いに行く。今年は寒さが厳しいのか、
いつもより早くなくなるような気がする。
4月までの2ヶ月、この苦痛を味わいながら、自分を
鼓舞する毎日である。

今週は『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。
トム・ホランド版『スパイダーマン』のラスト作品らしい。

『アベンジャーズ』にスパイダーマンが登場してからは
配給会社の垣根が無くなり、今回はドクター・ストレンジが
出演している。(いろいろ公開までにあったようだが...)

さらに言えばサム・ライミ版、アメイジング版に登場した
ヴィラン(悪役)が登場している。
しかも当時の俳優で。
ウィレム・デフォーの
グリーン・ゴブリンやアルフレッド・モリーナの
はドクター・オクトパスは圧巻の存在感だった。
アカデミー俳優のジェイミー・フォックスも出てる。

それだけでもワクワクするのに中盤、あの人たちが!
これはもうマーベルと言うよりソニー(コロンビアピクチャー)
の力だと思った。

内容的にはピーターがストレンジに余計な頼みごとをしなければ
こんなことにはならなかったのにと思うが、
それで後半にツケを食らうことになると、少し可哀そうになる。

約2時間半。あっと言う間に終わる。とても楽しい時間だった。
本当はもっと語りたいのだが、今回はネタバレ厳禁なので
これぐらいにしておく。

とにかく観て下さい。スパイダーマンの集大成です。
わかってはいると思いますがエンドロールが終わるまで席を
立たないでください。

以上、店長でした。


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