●2021年03月28日（日）

3月初旬に僕が29年通った准看護学校の最後の卒業式が行われた。
授業自体は2年前に終了したが、最後のけじめとして参加した。
いろいろな思いが交差し、職員や先生方、生徒たちに最後の挨拶を
して学校を後にした。3月末でいよいよ50年の幕を閉じる。

と、この話がメインではない。
その2日後、僕はいつもの通風を発症した。
12月と3月は常になるようだ。
決して贅沢はしていない。疲れがたまる頃に発症するのだと思う。
以前は1週間ほどで治っていた。しかし最近は3週間ほどかかる。
年だからか？
それでも仕事に行かなければならない。地獄だ。
普通でも歩けないのに、階段なんて恐怖でしかない。
店へは自転車で行く。在来線の階段が登れないから。
大雨でも通った。店へ着くとビショビショだ。今日もそう。
朝から雨だったが、濡れながら自転車で通勤した。
現状は8割がた回復している。が、腫れが引かないので
3分のところを10分かけて歩いている。

と、この話もメインではない。
2月に行ったお芝居の書き忘れが本編である。
2月14日の公演初日、嫁と娘もお手伝いのため京都に行った。
二人はお芝居よりも観光？がメインの様だ。
そんな嫁がお芝居を観て感激していた。
（今でも「あの期間は楽しかった」と言う。）

と、お芝居の話は前回に書いたのでメインではない。
ここからである。
家へ帰った僕は身体が疲れすぎてヘロヘロだった。
お芝居で疲れたのでない。公演後の出来事に僕はヘロヘロに
なったのだ。

公演後、京都駅に向かい、さらにお土産を買うと言うので付き合った。
さらにがつくのはすでにいっぱいお土産を公演前に買っていたから。
その時、娘の携帯にＬＩＮＥからメッセージが。
色めき立つ娘。なんでも駅中の伊勢丹で今、韓国のおしゃれな
ファッション雑貨ブランドがセレクトショップとして期間限定オープンしている
と言うのだ。

早速、その場所へ。が、時は遅し。コロナの影響もあってか、
事前申し込みをしなければ入店できない。当日に整理券を
配布するらしいが、それも公演真っただ中の時間で、およそ5分でなくなったらしい。
諦めろと諭し、夕食にラーメンを食べに行った。
ラーメンを待っている間も嫁と娘はどうするか相談していた。
明日、再び京都へ行くかとも話している。バカか！とは口には出さなかったが、
心ではそう思っていた。
ラーメンを食べ終わり、もう一度当日の整理券についてスタッフに聞きに行く。

そしてスタッフは悪魔の言葉をはいた。
「伊勢丹のクレジットカードをお持ちでしたら、今日でもキャンセルがでれば
入店できます」
「え、でもクレジットカードなんてすぐに出来ませんよね」と僕。
「いえいえ、問題がなければ30分ほどでお作り出来ます」
そんなに簡単にクレジットカードって作れるの？さらにスタッフは
「今なら1年間、年会費無料で2000円分のポイントが付きます」と。

こんな時の僕は悩まない。即決で「絶対に入店させてくれるならば、入ります」。
でも心の中では「俺、よほどのことがない限り1年以内に辞めるよ」と。

今はすごい。その場で審査し、30分ほどで本当にクレジットカードが出来た。
もどかしく待つ二人に出来たてのカードを見せ、ショップに向かう。
スタッフの人にカードを見せ、先ほどの約束を確認し、待つこと30分。
予約した人たちに紛れて入店した。

これで僕の使命が終わったと思ったら、この後、40分間辛いことが続く。
何が辛いって？買い物もしない僕は、若い女性たちがうろうろしない場所を
探して立っている。するとそこに人波が訪れる。なので場所を代えて立っていると
また人波がやってくる。場所を代えること10回以上、その都度、僕を見つけた娘は
嫌な顔をする。誰のためにこんな目にあっている思う！と叫びたくなった。
40分後、僕はヘロヘロだった。
帰宅後、ヘロヘロの僕を見て嫁は
「お芝居で疲れた？」と聞いた。いや、違います。買い物で疲れました。

以上、店長でした。

今月は映画に行くことが出来なかったので、日常のみです。
来月早々には『ノマドランド』を観に行こうかと思っています。