2019年09月の日記
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●2019年09月01日(日)
十数年前、香港へ買付に行ったとき、香港在住の
友人Kさんが飲み物を買って、「ひとし君、これ
カエルの卵。」と言って見せてくれたのが、タピオカドリンクだった。
僕は「はい、はい。」といなして、無視した。
まさか十数年後に日本で大ヒットするとは。
(ちなみにKさんは外資系航空会社のスッチーである。
今はフライトアテンダントか。)

有名店なんて2時間待ちは当たり前だった。
だったとは、このタピオカブームも終わろうとしているのだ。
数か月前には長蛇の列を作っていたタピオカのお店は
ほとんど並ばずに購入できるようになった。
なのにだ。ここ2か月ほどでタピオカのお店は増え続けている。
僕のお店がある神戸、元町界隈で6件もオープンした。
中には台湾有名店のフランチャイズもあるのだが、
平日など誰も並んでいない。しかもあと2件新しくオープンしようとしている。

タピオカのお店は原価率が良いらしく、かなり儲かるらしい。
それを見越して一念発起、開業する人が増えたのだろう。
設備投資も少なくて済むという利点もあった。しかしブームはいつかは終わる。
儲けた人は去年までに開業した人達で、今年6月以降の開業は厳しいと
どこかの経済評論家が言っていた。
その通りになった。帰宅途中、何軒かのお店の前を通ると焦りのような
ものを感じる。店員の人たちは店前でチラシ配りをしているが、
それでもガラガラだ。僕もチラシをもらったが100円割引き券が付いていた。

商売って難しい。今回、儲かっているのは不動産屋さんだけかな。
ブームものは先駆者にならないと損をする。
目の前で実感したことである。

今週は『トイストーリー4』。
娘と観に行った。17歳の娘が親父と観に行くとは驚きである。
でも僕は嬉しい。

映画の内容には賛否両論あるそうだが、僕はあの結末に
未来を感じてよかったと思っている。
オモチャだって自立する。だから人間だって...。
なんて娘から自立できていない父親のセリフじゃないな。

ピクサーの凄さはどんどん進化していることである。
バズのプラスティック感、ボーの陶器感も恐ろしく素晴らしかった。
僕が一番凄いと思ったのはウッディとフォーキーが夜の道路を歩くシーン。
手をつないで歩く2人?に射す月光。それに加わる街灯の光。
アスファルトの照り返し。
何気ないシーンだが、それゆえに圧倒された。

今やCGで出来ない画像はない。しかしピクサーを超える画像はない。
そう言えるほどピクサーは常に先頭を歩いている。
『ライオン・キング』は実写のようなCGである。
それはそれで凄いのだが、あくまでもアニメとゆう線を超えることがなく
毎回、どこにもないクオリティーを観せてくれる『トイストーリー4』
の画像はナンバーワンだと僕が思っている。

もう終わりかけているかもしれませんが、皆さん、ぜひ観に行って下さい。
以上、店長でした。


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