●2016年02月23日（火） 前回の『今週の店長』で神も仏も信じないと書いた 僕だった・・・が！ あの文章を書いた夕方のニュースで神戸のピザ店でガス爆発が あったことを知った。 ありゃ？この宅配ピザのC、毎日通る道にあるあそこかぁ？ 時間帯を観てさらに驚いた。爆発のあった時間は僕が通勤で 自転車に乗り、前を通る時間そのものだった。 時差があったとしても前後5分程度。 この日は前回に書いた『クリムゾン・ピーク』を観るために 家をいつもより3時間早く出た。嫁は、「今日は映画行くのやめとき。」 と言ったが、僕は、今日行かないと午前中に行くことが出来る日がないことを 確認し、そんなに長く上映している映画でもないし、前売り券も買ったし、と 嫁の反対を押し切って観に行った。 もし行かずに、いつもと同じ時間帯に家を出ていたら、70パーセント以上の 確率で爆発に巻き込まれていたに違いない。 神様、仏様。あんなことを書いてごめんなさい。助けていただき、有難うございました。 帰りにそのピザ店の前を通ったら、黒焦げで、ぶ厚いガラス窓が、粉々に吹き飛んで いました。これからは心を入れ替えますので家族ともどもお助け下さい。 と、それから2、3週間は感謝したのだった。それにしても、嫁に従っていたら 今頃どうなっていたか。あいつは死神かぁ？と思った後、首を千切れるほど横に振った。 今週は『さらば あぶない刑事』。 前回の『まだまだあぶない刑事』から11年経つらしい。 TVシリーズのあぶデカを観ていたのは僕が22歳の頃。当初は『マイアミ・バイス』の 日本版とバカにしていたが、タカとユウジのバディに魅せられて１話目からすっかり 虜になり、CDまで買って車で良くサントラを流していた。 あのオープニングテーマ曲（これって舘ひろしさん作曲らしい）入りサントラや 柴田恭兵さんの「RUNNING SHOT」も舘ひろしさんの「冷たい太陽」もCD買いました。 そう、僕はあぶデカの30年来のファンである。もちろん映画もすべて映画館で観ている。 それがいよいよ最後かと思うと感慨深くもなり、前売り券は発売日に買いに行き、 公開日を今か今かと待ち望んでいた。 先に言っておくが、あぶデカは辻褄や内容の矛盾を語ってはいけない。 あぶデカは瞬間、瞬間を楽しむ作品なのだ。粗を探す人は観てはいけないのだ。 もう僕らは、「RUNNING SHOT」で走り、レパードに乗るユウジに歓喜し、 両手を離し、走るバイクに乗りながらショットガンを撃つタカに感嘆を漏らし、 カフェで他の客を気にせず大声で喋る薫 （浅野温子）に大笑いし、 課長になったのに先輩2人に頭が上がらない透（仲村トオル）に微笑ましさを感じ、 パパや中さんや瞳ちゃんや松村課長を観て懐かしさに涙を流す。 それここそがあぶデカファンなのだ。 だからラストの「冷たい太陽」をバックに今までの作品が映るとウルウルくるのだ。 45歳オーバーの当時、あぶデカを観ていた人はぜひ観に行って下さい。 感動できます。でも、それ以外の人はあれ？となるかもしれないので注意です。 間違いないのは65歳の舘ひろしさんと柴田恭兵さんはめちゃくちゃカッコいい ということです。 以上、店長でした。