●2015年02月27日(金)
な、なんと!今月も映画館へ行くことが出来なかった。 悲しい。悲しすぎる。 今月は確定申告もあり、とても忙しかったのも理由の一つだが、 正直、観に行きたい映画もなかった。 (21日公開の『アメリカン・スナイパー』は観たいのだが、いかんせん、確定申告の提出で特に月末は忙しかったのである。) 家で録画した映画は10作品以上観ているのだが、これは面白い!と言える作品はなかったな。 どちらかと言えば、なんじゃこりゃ映画が多かった。 一番ひどかったのは『ヌイグルマーZ』。 井口昇監督作品は、基本的には雑である。 (僕なんか『おいら女蛮』まで観てるんだぜ。) それでも女の子の片手がマシンガンだったり、ロボット芸者が 出てきたり、懐かしの電人まで登場させる奇抜さで許せていた。 これだけ雑な映画ばかりを作っていると、きっとワザとだなと思えてきたりもした。 最初の頃はそう納得して観ていたが、ここまで雑を見せつけられると、さすがに 雑に飽きてきて、なんだか腹が立ってきたのである。 主演のショコタンこと中川翔子は嫌いじゃない。いや、どちらかと言えば好きだ。 彼女のマニアックな趣味には共感し、尊敬さえもしている。 原作の大槻ケンヂ氏もエッセイがおもしろいのでファンだ。 (原作読んでいないので評価できないが。) そんな僕がクソ映画呼ばわりするほど、クソだった。 一番腹が立ったのは、中川翔子が演じるダメ子がヌイグルマーに 変身すると武田梨奈になってしまうことである。 そうかショコタンはアクションが出来ないのか。 武田さんは琉球少林流空手道月心会黒帯二段らしいしな。 CMで瓦たくさん割ってたもんな、と思って観ていたのだが、 大したアクションは出てこない。ハイキックだって、ショコタンでもできる程度 ではないだろうか?ならばヌイグルマーはショコタンで良いじゃないか。 最後にやっとヌイグルマーになったショコタンが出てくる意味もわからない。 さらにヌイグルマーの武田さんは悪役キル・ビリー役で、男装の麗人も演じている。 二役のつじつまを合わせようとする設定はあるのだが、どう考えても無理がある。 せめてキル・ビリーは別の人にしようよ。 僕の好きな三池崇史監督もたいがい雑でゴリ押しなのだが、彼の作品には説得力がある。 えー!と思いながらも、ま、三池だから良いかと思える。 しかし、今の井口にはそれがない。きっと飽きたからだな。 おっぱいからマシンガンやゾンビの阿波踊りはもういいから、少し驚かせてくれ! 期待しています。 来月こそは映画館へ行くぞ!以上、店長でした。
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