2014年05月の日記
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●2014年05月10日(土)
娘の自転車のタイヤがパンクしたので、近くの自転車屋さんへ修理に持って行った。
僕の住むマンションの近くには、2軒並びで自転車屋があった。1軒はSという自転車屋で、お爺ちゃん二人で営んでいた。ここの自転車屋はとてもエラそうだったので、1回しか修理してもらわなかった。Sは数年前に閉店して、今は隣の足立自転車店のみとなっている。

足立自転車店は、お爺ちゃんとお婆ちゃんの夫婦で営んでいる。とても味のある二人で、僕はかなり気に入って、何度も修理を頼んでいる。修理だけしかお願いしないのは、自転車本体はホームセンターなどの方が格段に安いからだ。申し訳ないとは思うのだが、やはり背に腹は代えられない。

足立自転車店のご夫婦は見た目も楽しい。ダウンタウンのコントに出てくる老夫婦のようである。年齢は軽く80歳オーバーだろう。この時の対応も以下の通りでおもしろかった。

僕が「すみません。前輪がパンクしたみたいなので直してもらえますか?」と言う。

するとなぜか玄関先にへたり込んで座っていたお婆ちゃんはおもむろに立ち上がって「はい、はい。お待ちください。」、イスに座って、遠くを見ているお爺ちゃんの耳元に顔を近づけ、大きな声で「パンク!」と叫ぶ。
お爺ちゃんは聞こえなかったらしく、「あぁ〜?」と。耳元には補聴器、耳はあまりは聞こえておられないようだ。もう一度、さらに大きな声でお婆さんが「パンク!!」、するとお爺さんはわかったらしく、「あああー、パンク。」と言って立ち上がり、自転車に近づき、前輪を外し始めた。修理中も「あああー。」とか「うううー。」とか言っている。自転車がバランスを悪くして、少し傾いた時なんかは、「ああああああー。」とだけ言って驚いていた。そんな時はお婆さんがすっと近づき、バランスを直し、お爺さんに「これぐらい、ちゃんとしいや!」と文句を言う。お爺さんは、「うああああー。」と文句を言ってるのだか、お礼を言っているのだかわからない返事をする。これで会話が成り立っているだから大したものだ。

そんなお爺さんだが腕は確かで、たちどころにパンク箇所を見つけ、手慣れた手つきで修理する。所用時間15分で娘の自転車は走ることが出来るようになった。
お爺さんの「あああー。」と「うううー。」とお婆さんのお爺さんへの文句を何度か聞いているうちに、僕は次のように思う。このご夫婦はどちらかがいなくなると自転車屋は閉業だろうなと。僕は、喧嘩しながらも協力し合っている夫唱婦随な二人をいつまでも見ていたいと思った。
足立自転車店さん、長生きして、僕たちの自転車を修理し続けて下さい。

修理中、暇なので店内を見渡していると、そこに修理の料金表が貼ってあった。印刷された全国共通の修理表には、パンク1200円からと書いてあった。修理が終わり、お婆さんに支払いをしようと1200円を出しかけたら、「1000円です。」と言われた。あれ?200円安いけど良いのかな。僕は1000円を払い、お礼を言って、少し得した気分で帰った。

今週は、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』。『キャプテン・アメリカ』作品では2作目。設定は『アベンジャーズ』の後の話。1作目で消滅したと思っていた悪の軍団、ヒドラを復活させようとするアレクサンダー・ピアース ( ロバート・レッドフォード)たちの陰謀にはまるキャップたちシールドメンバー、かって死んだと思われていた朋友バッキーもウィンターソルジャーという敵となって襲い掛かる。
キャプテン・アメリカもブラック・ウィドウもニック・フューリーもピンチの連続だ。

しかし、なぜか地味に感じてしまった。アクションも多く、ド派手なのに。これは僕だけだろうか?どこが地味なのかよくわからないのだが、何故か小さくまとまっているように思える。ウェンター・ソルジャーはマスクをしている時はかっこいいのに、マスクを取るとエラがはった地味な顔になる。悪役には少し弱い感じがした。

辛辣な批判をしたが、面白いのは確かです。(何故か地味に感じてしまうけど。)ぜひ、観に行って下さい。

以上、店長でした。(相変らず、映画に関してのコメントは少ないな。映画に関しては、書くより喋りたいものだから・・・。ぜひ、話をしに店へ来てください。)


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