2013年09月の日記
[HOMEに戻る] [過去の日記一覧] [管理者モード]
●2013年09月28日(土)
朝起きると、左の足首に激痛が走った。
立つこともかなり困難で、かなりの痛さである。骨折かぁ?寝ていて骨が折れるのかぁ?どこかへ足をしこたまぶつけたか?骨折するほど?とにかく歩行が困難な状態で、片足でけんけんしながらトイレへ行った。イスに座っていても痛い。もう泣きそうだ。普段、少しぐらいの体調不良や、身体の傷みでも病院へは行かない僕が、9時にあく病院をネットで調べて、8時40分には家を出た。片足でね。
調べた整形外科に行くと2階、しかも階段しかない。僕は階段も上れない状態であった。
やばい。病院にたどり着けない。自転車にまたがっていても痛い。ここは神戸の街なかだ。整形外科はたくさんあるはずだ。他を探そう。

足首やくるぶしが飛び上がるほど痛く。一度、自転車から降りると、再び乗るのはかなり困難だ。降りるのは一度にしたい。とにかく早く見つけなければ。フラフラと自転車で探すこと5分。あった!小さいビルの1階外にに整形外科の看板。でも病院は2階かぁ?階段しかないのか?あ、エレベーター。よし、ここにしよう。

通院中のおばあさん達に気を使ってもらい、一緒にエレベータに乗り、受付に。
「足首とくるぶしがかなり痛いのですが。」「はいはい、わかりました。では、この問診票に書き込みを。今日はすごく混んでいるので、かなり待っていただかなければなりませんが。」
見渡すと、小さな診療室にはお年寄りがあふれていた。リハビリだけの人もいるし、薬だけをもらって帰る人もいたが、それを差し引いてもかなり待たなければならないことは覚悟した。

待っている間もかなり痛かった。床に足を付けるだけでも痛いなんて、やはり骨折かな・・と思いながら待つこと40分、やっと僕の番がきた。まずはレントゲン。あまりにも足を引きずるので、看護師さんが肩を貸してくれた。
いよいよ先生の診察。レントンゲンを見て、「うーん。骨は折れてないみたいやから。たぶん痛風やね。」と。
痛風?痛風って、あの痛風。あれって贅沢病じゃないの?そんなにおいしいものばかり食べてないのに?
あとで調べてわかったのだが、痛風は決して贅沢病ではないらしい。(わかった?いとこのミミちゃん。)尿酸値が上がるとなるらしく、それは急激に多くの酸性食品を取るとダメだそうだ。特にプリン体が多い食品がもっともダメらしい。プリン体の代名詞ともいえる食品はビール。そうか、痛くなる前の2週間、飲み会が3回あった。夏の暑い時だったので、ビールをよく飲んだ。ただ、よくと言ってもジョッキ3杯が限界の僕。そんなのでもなるのかな?ま、普段、まったく飲まない僕にとってはかなり多いアルコール量であったのには違いないが。

様子を見ようとゆうことになり、傷み止めの薬を処方っしてもらった。それと松葉杖。歩けないからという理由だが、使用料、1000円、補償金4000円を余分に支払った。(結局、松葉杖は、その日の病院を出て、隣の薬局行き、自転車の乗り、自宅へ帰るまでしか使用しなかった。これで1000円か・・・。)

その日はお店に行くことも困難で、ましてや店の階段など上ることが出来るはずもなく、スタッフのKさんに電話して休むことにした。
家にいる僕はおとなしく寝ていた。幸い次の日も定休日なので休める。心臓より高い位置に足をあげろとネットに書いてあったので、枕を足元にも置いて高くし寝ていたのだが、寝相が悪く、起きると足は心臓より下になっていた。幸い薬が効いたのか、足の傷みは2、3日である程度おさまった。しかし、薬がきつかったのか胃薬をもらっていたが、ずっと胃が痛かった。さらに、痛風になると合併症として起こる尿管結石にもなってしまい、腰は痛いし、血尿は出るしでさんざんだった。(これは病院へいかずに、自力で治した。)

そこで、これから痛風でなるであろう僕と同年代の方に、御忠告である。痛風はかなり痛い。場合によっては骨折より痛いらしい。
次の食品には気をつけよう。
プリン体の多い食品は次のものである。
とにかくビール。ビール好きにはつらい話であるが、最近はプリン体0%の発泡酒もあるので、それでがまんしよう。一番、プリン体の多いのは地ビールだそうで、旅行で名産の地ビールがあっても、飲みすぎないように。
お酒を辞めることが出来る僕は平気だが、それでも飲みたい人はアルコール摂取量約25g(ウイスキーダブル1杯か日本酒1合かビール500ml相当)が1日の飲酒許容量らしい。
あと、レバー、大正エビ、スルメイカ、明太子はやばいらしい。レバーは好きだが、がまんしよう。でも明太子はなぁ。好きだからなぁ。どうしようか?
身体がアルカリ性になるので良い食品は、海藻類、豆類、バナナ、グレープフルーツなど。最近、このあたりの食べ物を多く取るようにしている。

みなさんも気を付けてください。目の前に痛風が待ています。

多少良くなった僕に嫁は、娘の運動会の父兄綱引きに参加するようにと言う。いやいや、まだ痛いで、俺・・・参加しました。辛かった。でも頑張って引っぱったよ、娘のために。


今週は、『ウルヴァリン: SAMURAI』。
『X-メン』シリーズのいスピンオフ、『ウルヴァリン』シリーズの2作目。ヒュー・ジャックマンは『レ・ミセラブル』で主役を演じるほど歌も上手いが、今回は歌も踊りもなしだ。その分、毛むくじゃらで、男らしさぷんぷんのジャックマンだ。

今回の舞台は日本。やはり日本人から見れば変な箇所はあるが、さんんざん変な日本を描く外国映画を観てきているので、気にしなれば大丈夫。ただ女優の日本人、 TAO(本名は岡本多緒)も福島リラも目が離れすぎだ。どちらかと言えば一般的日本人顔ではないような気がした。英語の話せる日本人だからだろうが、最初、日本人じゃない人が演じているのかと思った。それほど違和感があったのは僕だけか?

走る新幹線の屋根で戦うなど、日本で活躍するウルヴァリンは、とても楽しいが、日本の文化的な説明も多いので、アクションがちょっと少ないかな。ま、その程度の不満はあるが、全体的にはかなり楽しめるので、ぜひ観に行って下さい。

X-メンファンならば、ラストのエンドロールであっ!と言うこと間違いなし!以上、店長でした。


●2013年09月14日(土)
僕がどれほど娘が大事かを証明する出来事をお話ししよう。

それは、ある日の午後。僕は嫁のお母さんの実家である朝来市(兵庫県の真ん中あたり。)に来ていた。墓参りも終わり、お昼ご飯をごちそうになってくつろいでいた。
と、そこへ携帯電話。
「もしもし穴見様でしょうか?」
「あ、はい。そうですが。」
「こちらWOWOWの○○ですが、ご応募いただいておりましたサザンオールスターズの神戸公演特派員がご当選なされました。」
おーそうだ!!ネットの応募を見ていて申し込んでいた!
活動休止だったサザンが復活し、全国ツアーを行う。しかも関西では神戸だけ、サザンファンにとっては是非、参加しなければならないライブだ。
「2名様をライブにご招待となりますが、お受けになられますか?

「はいはい、それはもちろん!で、日にちは?」
「8月25日でございます。」
と、そこで恐ろしいことに気付いた。その日は娘と嫁と3人で、宝塚歌劇を観に行く日だ。
娘は春ごろから宝塚歌劇にのめり込み、明けても暮れても宝塚!と言っている。まだ観たことのない嫁も連れて、娘の夏休みの思い出作りにと思い、チケットを取っていたのだった。
「あのー8月25日ですよね。」
「はい。そうでございます。」
「ちょっと、その日は用事がありまして・・・。8月24日に変更は無理ですよね。」
「そうですね。ご参加かキャンセルしかございません。」
僕は数秒の間、考えた。考えまくった。どうする?サザンのライブなんてプラチナものだぜ。しかも特派員なら、きっと良い席だぜ。こんな機会はもう一生やってないぞ。迷うことはない。娘には謝って、次の機会に一緒に行けば良いじゃないか。答えは出ているぞ。さあ、返事をしろ!
「・・・申し訳ありません。その日は、どうしても抜けられない用事がございまして・・・キャンセルさせていただきます。」
「そうですか。わかりました。では、またの機会に。カチャ。」
プープープー・・・・・。
やっちまった。サザンのライブを断ってしまった。そんなに観たくもない宝塚歌劇を取り、昔から好きだったサザンのライブを捨ててしまった。
みんな大バカだと笑ってくれ!でも、僕は、一度しかない11歳の娘の夏休みの思い出の方が大事なのだ。パパと行った11歳の夏の宝塚を大人になっても覚えておいてほしいのだ。
娘にそのことを話すと、「なーんだ。サザン行けば良かったのに。パパの分はあーちゃん(僕の母。娘のおばあちゃん)にあげても良かったのに。」と言った時には、正直、ぶっこけた。が、今となってはもう取り返しがつかないことなので、ずーっとその日は後悔が渦巻きながら過ごすことになった。

それから25日までの一週間は、さらに地獄が続く。お店のBGMで流すFMラジオではサザン復活を記念してサザンの曲がヘビーローテーションでかかり、一日にかなりの回数を聞かされることになる。サザンのことは忘れようと考えている僕にとっては泣きっ面に蜂攻撃である。極めつけは、23日のサザンオールスターズ復活ライブ、神戸公演記念、12時間ぶっ通しリクエスト大会だった。
12時間ずーっとサザン。DJは25日のライブに参加すると自慢げ。まさに、下衆の極み!(なんてグループのネタだったけ?)
最後の最後まで、サザンに苦しめられた夏だった。

そんな僕は、3人で宝塚へ行くことで、テンションあげまくりの娘と、嫁とで行ってきました、宝塚歌劇。え、どうだったかって?ま、それはまた別の機会に。娘と出待ちまでしたしね。いろいろエピソードもあるのだな、これが。

今週は、『パシフィック・リム』。
こんなに待ち望んだ映画は、スター・ウォーズEP1以来だ。
なにせ怪獣対ロボットだぜ。もう想像しただけでよだれが出る。それほど僕らは怪獣で育った世代なのだ。
僕より1歳年下の49歳、ギレルモ・デル・トロ監督もそうだったらしい。公開記念で来日していたギレルモは怪獣グッズを買いまくり、バルタン星人の着ぐるみに会った時には感動し、バルタンに「君!ロサンゼルスに来て、一緒に暮らさないか?」と言っていた。気持ちはとてもわかるぞ!ギレルモ!!
そんなギレちゃん(もう親しみを込めてギレちゃんと呼ぼう!)は、やってくれた。怪獣映画の王道を、ハリウッドの予算を使い、大迫力の映像を作ってくれたのだ。

話の辻褄が合わないなんて、どうでもよい。チープな展開なんて気にならない。イェーガーの司令官がボビー・オロゴンに見えようが関係ない!もう、怪獣とロボット(映画ではイェーガーという)をセオリー通り戦わせてくれ、僕らの夢だったリアルな戦いを見せてくれるギレちゃんに大拍手である。
この映画に文句のある人は、絶対に怪獣好きではない。これは怪獣好きの、怪獣好きによる、怪獣好きのための映画なのである。
イェーガー登場の時に流れる音楽にもしびれる。ギレちゃんはそんなところもわかっている。素敵だ!
エンドロールに本田猪四郎に敬意を表すテロップに涙を流したファンも多いはずだ。

もう、怪獣好きは是非観てください。ロボット好きも観て下さい。普通に映画が好きな人は、ちょっと覚悟してください。嘘くさいところばかりだから。

以上、店長でした。





WebDiary CGI-LAND