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●2012年09月16日(日)
半年前の話である。 あんまり公で話して良いことなのかと思い、少し控えていたことである。(ま、そんな大した話ではないのであるが。) 娘のお友達のお母さんが嫁に、「これ、一つだけど。」と紙袋をくれた。中には和菓子が一つ。でも、この和菓子は普通の和菓子ではない。非売品であることが一目でわかった。 何故なら、お菓子には菊のご紋が。 そう、一般の人では手に入らない皇室のお菓子である。 では、なぜ入手出来たかと言うと、そのお友達のお父さんが有名な大学教授で、春の園遊会に出席されたかららしい。つまりお菓子は出席者へのお土産なのだ。 園遊会など、まったく縁のない凡人な僕たち一家は、この和菓子を前に、まず写真を撮った。裏と表、切ってからの中身が見えるようにと全部で数枚撮った。我ながら小市民ぶりに、少し笑ってしまったが、なんだか家族でうやうやしくしていることが面白くて、このまま調子にのることにした。 写真撮影後に、その小さなお菓子を7等分する。僕ら家族3人と僕の母、嫁の実家の家族3人分である。 一人前の大きさは板チョコ、ひとかけら分ぐらいかな? これで味などわかるのか?というほどの量である。ま、楽しさはみんなで一緒と思えばしかたがない。 見た目はと言えば、少し分厚めのどら焼きの皮1枚を二つ折りにし、中にこしあんが入っている。そして皮の部分には菊のご紋がふたつ焼印されている。 とてもシンプルなお菓子であるが、シンプルであるからこそ、うまい、まずいは良くわかる。 躊躇することなく、ポイっと食べたお味は・・・、うん、確かにおいしい。きめの細やかなどら焼きの皮はしっとりし、蜂蜜が多く含まれていることがわかる、こしあんも下に残らず、上品な甘さだ。さすが宮内庁御用達のお菓子、材料は一級品!と、お菓子の欠片しか食べていないのくせにエラそうにのたまいました。 せっかくなので、画像をアップします。このようなお菓子でした。ご覧あれ。 今週は、『アベンジャーズ』。 マーベルコミックのヒーロー達が集合するお祭り感満載の映画である。中心となるのは、マイティ・ソー、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルクなどのアメコミお馴染みのヒーロー達。 それぞれはすでに映画化されているので、知っている人も多いはず。 これに、ブラック・ウィドウ、ホークアイ、ニック・フューリーが加わりる。この3名もそれぞれの映画にカメオ的に参加しているので知っている人も多いはず。ブラック・ウィドウは『アイアンマン2』にトニー・スタークの秘書役で出演し、ブラック・ウィドウとしても活躍している。ホークアイは『マイティ・ソー』に、ニック・フューリーは、『アイアンマン』や『キャプテン・アメリカ』にも出演している。 つまり『アベンジャーズ』を製作するまでに、別の映画で嫌と言うほど伏線をはり、ファンの気持ちを高ぶらせ、いよいよ公開となったわけである。製作発表の2005年から実に7年、もうこれだけ書いただけでもファンは待望であったことはわかるだろう。かくゆう僕も、その一人である。どれほど待ち望んでいたことか。先の6月に公開されたアメリカでの評判も高く、現時点で、歴代総興行収入が『アバター』、『タイタニック』に次ぐ3位だそうである。あー、もう楽しみでしかたがない!!!早くー観たい!!と、思っていたのに、やっと行くことが出来たのは9月に入ってからであった。(くやしい!) 映画は、もう楽しかったの一言につきる。お祭り映画なので、内容など二の次かと思いきや、ちゃんとそれぞれの映画での出来事との辻褄も合っており、矛盾点など感じなかった(もしかしたらあったのかもしれないが、僕レベルのファンにはわからなかった。)し、全体的なストーリー構成もちゃんとしていた。それぞれのヒーローにも見せ場を設け、それがわざとらしくなく進む内容は、それぞれのファンも納得したことだろう。とりわけ、協力嫌いのアイアンマンが頑張るラストは、ちょっと感動ものであった。 敵役は『マイティ・ソー』の義弟、ロキ。これが悪ぶりを発揮する割には、簡単にボコボコにされ、ちょっとしょぼい悪役キャラになっている。でも、このいじらしいロキに女性ファンが目をつけ、今やロキタンと呼ばれ、一番人気になってしまった。当店でも『アベンジャーズ』の中ではダントツの売れゆきである。ファンの間ではソーとロキの兄弟萌えらしい。 2時間半がとても楽しいオススメ映画である。男性は、ヒーロー達のカッコ良さ、女性はロキの可愛さをぜひ味わいに行ってください。 以上、店長でした。
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