2012年05月の日記
[HOMEに戻る] [過去の日記一覧] [管理者モード]
●2012年05月06日(日)
とある木曜日、店に到着後、僕はスタッフのKさんと今日の発送荷物について打ち合わせをしていた。そこへ電話・・・。
僕(以降ボ)「はい、お電話ありがとうございます。シネマインクです。」
電話の人(以降デ)「私、関西テレビ『よ〜いドン!』製作スタッフの●●と申します。」
ボ「お世話になっております。(これっておかしな返答だな。)」
デ「実は土曜日にお電話した『となりの人間国宝さん』なのですが、本日、そちらへお伺いしてよろしいでしょうか?」
ボ「あ、そうですが・・・えぇ、ぜひ。お待ちしております。」
デ「では、あと1、2時間ほどでお伺いすると思いますので、よろしくお願い致します。」

さかのぼって土曜日の電話、
ボ「はい、お電話ありがとうございます。シネマインクです。」
デ「私、関西テレビ『よ〜いドン!』製作スタッフの●●と申します。」
ボ「あ、はい。」
デ「実はこのたび、神戸でのロケがございまして、そちらをぜひ取材したいと思いまして。」
ボ「はい、ぜひお願い致します。」
デ「つきましては、本日一度お伺いして、いろいろお話をうかがいたいと思うのですが。」
ボ「はい、それはかまいませんが、本日はスタッフが休んでおりまして、私ひとりしかおりませんが構わないでしょうか?」
デ「はい、それは問題ございません。では本日、夕方お伺いいたします。」
ボ「はい、お待ちしております。」

やった!関西ローカルとはいえ、人気番組だ。何よりタダで店の宣伝が出来る。これはラッキー!だ。さあ、テレビの人が来るまでにちゃんと掃除しておかなくっちゃ。と、思っていた時、再び電話が・・・。

デ「あの、先ほどお電話をいたしました関西テレビの●●です。」
ボ「はい、お世話になります。」
デ「あの、そちらのお店なのですが、先ほど地図で調べたのですが、元町近辺ですよね。」
ボ「はい、元町駅から歩いて3分ほどの場所です。」
デ「勉強不足で申し訳ございません。実は今回のロケ地は三宮駅近辺となっておりまして。少し場所が違いそうなのです。また、元町の時のロケがございましたら、お願いしてよろしいでしょうか?」
ボ「あ、そうですか・・・それは、でもしかたないですね。じゃあ、また元町の時にお願い致します。」

だからロケなのどないと思っていた。服を見れば、どちらかと言えば、あまり良いほうの服ではない。むしろ今日は、動き回らなければならなかったので、汚れた服だ。
取りあえず邪魔なものだけでも片付けよう、とKさんと少し片付け始めた矢先に電話。
デ「すみません。先ほど1、2時間後と言ったのですが、あと10分ほどでお伺いしてよろしいでしょうか?」
ボ「あ、あと10分?あ、はい。わかりました。あと10分ほどですね。」
Kさんは極端なマスコミ嫌いなので、今まで取材の時、一度も一緒にいたことはない。案の定、休憩に行かせてください、と懇願され、いなくなってしまった。

何がなんだかわからないまま、取材班がレポーターの月亭八光さんと共に訪れ、取材が開始されてしまった。
ま、お喋りは得意なので、喋りましたよ、沢山。30分ぐらい喋ったかな。信用金庫に務めていた時の話から、教師の時の話、今の店の話、商品の話、嫁や娘の話、夢の話。
最後には『となりの人間国宝さん』にも認定していただきました。

あとで、もう一度、スタッフのみで来店され、商品も沢山撮影していただき、あげく僕が商品の写真の額をいとおしそうに拭く映像や、直筆サインを嬉しそうに見ている映像なんかも撮りました。
後日、過去の写真も必要ということで、次の日は実家まで帰って写真を探して送らせてもいただきました。

で、放映日も決まり、あと1週間で放映というときにテレビ局から電話が。
デ「あのー、放映の関係上、実はあまり放映できなくって、でも、人間国宝さんには間違いないので。また、元町ロケのい時には再度お伺いすることもあると思いますので、その時にはよろしくお願い致します。」
三宮じゃないもんな、うちの店。元町だもんな。しかたないな。
ならば、元町ロケのい時はもう一度、必ず来いよな。

だから放映時間も2、3分でした。でも、タダで宣伝になったのには間違いないし、嫁に怒られそうなことを喋ったのはカットになったていたので、良しとしよう。それから1週間ほどは問い合わせや、ご来店数も増えたしね。

後日、友人のWさんがメールで「うちの母親がテレビを観ていたら、僕らしき人が出ていた。でも、『人間国宝さん』には認定されていなかった。」と連絡してきた。
いやいや、僕はれっきとした『人間国宝さん』です。(『となりの』ですけどね。)店に実物のステッカー張ってます。認定されたお店がコピーしたものを張っていることが多いと聞きましたが、当店はそんなセコイことはしません。興味がぜひ見にいらっしてください。

今週は『捜査官X』。中国映画。
主演はドニー・イエン、ひさびさの登場、金城武。

ある村に盗賊二人が現れ、村の両替商を襲う。たまたま居合わせて、ふすま張りの仕事をしていたジンシー(ドニー)が、逃げまわりながらも二人の盗賊を倒し、殺してしまう。一躍、村のヒーローとなったジンシーを、捜査官シュウは疑う。荒くれ者の盗賊を二人もまぐれで殺せるものかと。捜査を続けるうちにジンシーの過去がますます怪しく思えるシュウ。彼はいったい何者か。

なんとなくありがちなストーリーだが、なかなかうまく描き、最後まで飽きさせない。ドニーが主演なので、アクション満載かと思いきや、捜査シーンが中心で、思ったよりはアクションシーンが少なく感じる人もいただろう。でも、必要な個所のみのアクションだからこそアクションが際立って良かったかもしれない。
金城君も、どちらかと言えば男前の役ではなく、人を疑うことしかできない捜査官を好演している。日本語ではない中国語の金城君は演技派の俳優に見えるほどだ。

それにショーブラザース時代の香港映画好きにはたまらないジミー・ウォングの鋼の身体親父には涙チョチョギレた人もいたはずだ。ジミー対ドニー、金城のラストはとても楽しかった。

不満を言えば題名かな。中国名の『武侠』という題も少し違うような気もするが、日本名の『捜査官X』はひどすぎる。Xはどこからきたのだろうか?どう考えても東野圭吾の『容疑者Xの献身』のパクリだ。もう少し配給会社は考えましょう。

バッタ串刺しや、芋虫うようよシーンや残虐死体シーンがあるので、女性は嫌悪する人も多いかもしれませんが、男性にはすこぶる評判が良いので、観に行って下さい。

以上、店長でした。
 


WebDiary CGI-LAND