2011年04月の日記
[HOMEに戻る] [過去の日記一覧] [管理者モード]
●2011年04月23日(土)
看護学校の講師の仕事が今年も始まった。毎週一度、明石へ行っている。僕たちのような零細企業にとっては今はかなり厳しい状況になっているので、臨時収入を得ることが出来るのは有り難い限りである。

普段はジーンズで仕事をしているので、スーツを着ると常連さんや近所の知り合いに不思議がられる。そんな時、僕は「パートに行かなければならないので。」と言っている。

昨日もパートの日だった。店を出てお昼を食べようと考えていたら、うどん屋さん(そば屋じゃない。うどん屋です。)の看板に「しのだ定食」と書いてあった。しのだ?人の名前の付いた定食か?
そういえば嫁の実家の近くにある「王将」には菅原文太セットなるものがある。由来を聞いたら、ただ菅原通りにお店があるからだという安直な答えが返ってきた。 
でもこの辺りはしのだという地名じゃないしな。そこで陳列棚を見てみると、見本ディスプレイはきつねうどんと赤飯だった。あー、そうか。しのだはきつねうどんのことだ。
よく母がきつねうどんを頼む時に「しのだをお願いします。」と言っていたのを思い出した。

では、どうして「しのだ」というのかだろうか?調べてみた。
「しのだ」とは信太と書く。大阪の現、和泉市に信太の森というところがあり、そこには狐が住んでいる。その狐が阿倍保名とい人と結婚し、子供をもうけたという寓話があるらしい。その寓話は浄瑠璃や歌舞伎(芦屋道満大内艦)にもなっている。そこから狐が好きな油揚げが入っているうどんなので、大阪では「しのだ」と呼ばれるようになったのだそうだ。
ちょっと勉強になったでしょ。

その日は明石で昼食をとった。炭火焼の焼き鳥店を見つけて、店に入る。専門店のランチなのでかなりの期待である。僕はチキン南蛮定食を注文した。僕は宮崎県へ行き、チキン南蛮食べ歩きツアーを行いたいぐらいチキン南蛮好きである。そんな僕を満足されるチキン南蛮を出せるのだろうか?この店は。いやいや専門店なのだから大丈夫だろう。
運ばれてきたチキン南蛮は・・・チキン南蛮ではなかった。それは、鶏の空揚げに甘酢をかけたもので、横にはなさけないぐらいのタルタルソースがちょっと置かれていた。もう空揚げの時点でゲンナリなのに、タルタルソースも市販の業務用でおいしくないし、豚汁は煮詰まっておそろしく辛いし、小鉢のキンピラゴボウは干からびているし、とても悲しい気分になった。
空揚げの味は悪くなかったが、これはチキン南蛮ではないという考えがずっとよぎるので、食べている間中、味よりも疑問符が浮かんでいるような食事だった。
ランチ王たる僕の評価は5段階で・・・評価外。
だってチキン南蛮じゃないんだもの。空揚げだもの。ね、そうでしょ、Yさん。(Yさんは常連のお客様で、よく食べ物屋さんの話をする。)


今週は『エンジェルウォーズ』。
英語での原題は『Sucker Punch(サッカーパンチ 予想外の殴打)』。予想外のパンチの意味合いは内容のどの部分からとったのだろう。

20歳を超えた金髪で童顔の西洋人にしては小柄な女の子が、ヘソだしセーラー服にミニスカートで、背中に日本刀を背負い、銃を持って、バズーカを持った巨大武者やゾンビ兵、ロボット、はてはドラゴンとバトルを繰り広げる。

これを聞いた時点で、日本や海外のアニメ君、ゲーム君狙いの作品でしょ。そう、それだけの映画です。
伏線にある精神病院や娼館のストーリーにも深みがなく、いっそのことバトルのみの映画にしたほうがよかったと思うほどだった。一般的な評価もバラバラなのは、アニメ、ゲーム好きか、映画好きかに分かれる評価なのだろう。

監督は『300』のザック・スナイダーで、初のオリジナル作品らしいが、彼はオリジナル作品を辞めたほうが良いかもしれない。だって『300』はおもしろかったもの。映像の作り方はとても上手いので、しっかりした原作を映像化することにしたらどうだろうか。ま、一作で決めつけるのは可愛そうなので、もう一作ぐらいはチャンスを与えよう。(エラそうに。)

主演のエミリー・ブラウニングは22歳にしては童顔なのだが、田舎のお姉ちゃんのようで、あか抜けていない。ダンスシーンは身体をゆするだけだし、アクティブなれるのはCGシーンだけかと思ってしまった。

映画好きにはオススメできないが、バトルシーンは女の子たちが銃を撃ちまくり、戦闘ロボットに搭乗し、戦いまくるので、アニメ、アクションゲーム好きにはオススメです。

以上、店長でした。



WebDiary CGI-LAND