2011年02月の日記
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●2011年02月26日(土)
一ヶ月半ほど前の話。
スタッフKさん、「店長、パソコンが思うように動かず、変な画面が出ます。」僕、「たしかにおかしいな。急にカリカリカリとハードのボックスが鳴りよるしな。」Kさん、「○○バスターのせいですかね。」僕、「たしかに、○○バスターは評判悪いもんなぁ。みんなくそバスター言うとるもんな。」Kさん、「大丈夫ですかね。」僕、「ウーン、何とも言えんが、今、買い替える予算もないしな。様子見て考えよ。」

三週間前の話。
Kさん、「店長、かなりパソコンの調子おかしんですが。急に変な画面が出てフリーズします。フリーズするのも、かなりの回数になってきましたし、カリカリって鳴って、パソコンの動きが遅いです。」
僕、「○○バスターのせいか!ま、あんまりひどいようやと、修理かな。それやと仕事ができひんな。」Kさん、「バック・アップを取っていないので動かなくなったらえらいことになりますよ。」僕、「確かにそうや。バックアップだけは取っておこう。近々、USBメモリーを買ってくるわ。」

そして二週間前。
Kさん、「店長、今日は調子悪くないですよ。」僕、「それは良かった。今日の夕方にはUSB買ってくるから、大事なものから優先的にバックアップしよう。」
それから1時間後。
Kさん、「大変です。パソコンが急に動かなくなりました。」僕、「再起動してみた?」Kさん、「してみましたが、まったく動きません。なんだかわけのわからない画面をずーっと繰り返しています。」僕、「こ、これは大変なことや。まだ、バックアップとってないやんか。ま、まず、富士通に聞いてみよう。」

その後、富士通に電話して、診断してもらったら、富士通、「うーん、これはリカバリーしかないですね。」僕、「そうですか、リカバリーするとデータは・・・。」富士通、「消えてしまいますね。」僕、「まったく無くなりますか。」富士通、「まったく無くなります。」

とってもエライことになってしまった。10年近く蓄積されたデータがパーである。注文を受けたお客様の住所もEメールあるので、連絡できなくなった。今までの商品情報データがないと再注文もできない。何よりも、オークションの返事や取引情報も見ることができなくなった。取引先への連絡もパソコンの中だ。
その瞬間、10年間のシネマインクが消えたようになった。

マイクロソフトにもパソコン購入先のヤマダ電機にもデータの取り出し方法を尋ねたが、駄目だった。僕らは途方に暮れてしまった。

僕は取りあえず自宅のパソコンを代替えに使用し、オークションでの返事や情報を送る作業のため、店を早く出て自宅に帰ることにした。
そして途中でソフマップにより解決策はないか尋ねることにもした。

みなさん、パソコンは少し高くても量販店より、パソコン専門店です。(量販店のパソコン売り場の人は、駄目です。商品知識はあっても、パソコンにまったく詳しくない。)

ソフマップで相談したら、解決策が出てきた。もし、ウィンドウズが動かないだけならば、中のハードディスクを取り出し、そのハードを外付けハードディスクのように使える機械が売っているので、それに接続すればデータが取り出せるかもしれないと言うのだ。もちろん、その時はパソコンが必要となるのだが、それは自宅のパソコンでなんとかなる。問題は、壊れたパソコンのハードディスクが使えるかである。あのカリカリという音のことを話したら、ディスクも傷んでいる可能性はあります。そうなるとデータは引き出せませんとのこと。もう後は運を天にまかせるしかない。

次の日、壊れたパソコン(ディスクトップ)のタワー部を自転車でソフマップまで運び、外付けハードになる機械に取り付けてもらった。その時も、かなり怪しい状態だとソフマップの人にも念を押されたが、そんなことは言ってられない。
10年のデータが消えるか、残るかはこの方法しかないのだから。

で、有難うございます。なんとか重要なデータだけは取り出せました。その外付けの機械も一度はカリカリと鳴り出して、うんとも、すんとも言わなくなっったりもしましたが、少し休ませていると再び動くようになり、作業が続行できました。

パソコンですが、買いましたよ。一番安いソニーのパソコン。画面とハード部分が一体型のやつ。英語4文字の比較的安いメーカーは、注文生産なので最低でも二週間はかかると言われたので却下でした。なんでも受注後、中国で一から作るので時間がかかるそうです。
今は、データの移し替え作業中ですので、皆様には連絡が遅れたり、ご注文に応えられなかったりと、ご迷惑をおかけしておりますが、もう少しですのでご辛抱くださいませ。

今回、パソコンとバックアップ用のちゃんとした外付けハードディスクも購入したので、お金はかかったが、これも必要経費と諦めなくては。さあ、これでもう大丈夫....本当に大丈夫なのだろうか?いったいでれくらいの割合で外付ハードへのデータ更新をしなければならないのだろうか?毎日のように新しいデータが増えているのということは毎日か?

今回の事件で、とても勉強になったが、パソコンのデータは古くなると移せないだとか、5年ごとに買い替えないとダメだとか、いろいろパソコンに関して不安も出てきた。

確定申告がまったく出来ていない。来週中には完成させたいが、こんな時に限って仕事が山積みである。頭が痛いことである。

今週は『あしたのジョー』。
前回もジャニーズがらみの映画だ。もっと単館系の映画を観ろと言われそうだが、でもジョーは別口である。
僕にとって『あしたのジョー』は聖書(バイブル)的な存在で、漫画など何度読んで、アニメは何回観たことか。
僕に生き様を教えてくれたと言っても過言ではない。
だからこそ、観ておかなくては。

で、感想だが。うーん。うーんである。
山Pのジョーも伊勢谷君の力石も悪くない。身体づくりもかなり努力されている。ボクシング場面も、マジどつきらしく迫力はある。

ただ、いかんせん知りすぎている僕には話の内容がすべて読める。次にはどんなストーリーになり、どんな試合展開で、結果がどうなるのかもわかってしまっている。細かいところまでわかってしまうと、粗ばかりが見えてきて、いきなり少年院に入れられるジョーが不自然に思えたり、サチのゲタまでも小さいのはおかしいと思えてしまうのである。

いろいろ不自然はあったが、一番の不自然は賠償美津子である。あなたはいったい誰なんだ?と言いたいくらいストーリーに絡んでこない。要所、要所でチラリと現れてくる。どうして出ているのかわからない謎の人物である。大御所にこの意味のなさはどういう意図なのだろうか?
ラストもチャラチャラしていて納得いかないな。僕なら、サチが「ジョーはきっと帰ってくるよ。」のセリフで、橋の遠くにジョーの姿が!で、エンディングにするな。ラスト5分は興ざめなシーンばかりだった。

とはいえ、ファーストシーンの音楽にはしびれたし、たぶん『あしたのジョー』を知らない人たちには楽しめると思います。意外と女性は泣いていたしね。
『あしたのジョー』のコアなフリークでなければオススメです。

以上、店長でした。

●2011年02月06日(日)
去年の夏前ごろ、あるお客様がご来店になられた。そのお客様は社長のお誕生日プレゼントに、社長の好きな映画の商品を探しておられた。お話を伺っているうちに、その方が芸人さんであると。では吉本か松竹かと聞くと、今は『ワハハ本舗』所属だと言う。「ということは社長とは喰始さんのことですね。」と僕が言うと、その方は、お詳しいですね、と喜んでおられた。
それから小一時間ほどお話をしたか、帰りに名刺をいただいた。名前には、コラアゲンはいごうまんと書かれていた。

その後、2度ほどご来店になられ、お話をしたが、とても腰の低い方で、好感の持てる人物だった。
「僕は芸がないので、社長にいろいろなことを体験して、レポートしろと言われています。」と控えめな態度でおっしゃっていた。

そのコラアゲンさんをテレビで観たのは『人志松本のすべらない話』の年末特番だった。
「コラアゲンさん、すごい!メジャーなテレビに出ているやん。」僕は、嬉しくなり嫁や嫁の弟に、「この人、うちの店に来るんやで。」話した。

でも、実はコラアゲンさんがどんなネタをしているのか、正直、この時まで知らなかった。(ブログは2、3度読ませていただいたのだが。)

そこでコラアゲンさんのネタは観ることは出来ないのかと調べたところ、YouTubeなどで動画がアップされているではないか。
僕は、片っ端から観ることにした。
もう、これが辞められないほどおもしろい。僕は暇さえあれば、まだ観ていない動画を探し、観まっくてしまった。ある種、中毒だな。

コラアゲンさんは、おもしろそうなことを聞けば、それを体験しに行く。
例えば、後期高齢者しかいないソープランド、帯広コルト。
名古屋のまずいのに行列の出来るラーメン屋。
ダンボール1キロ9円、新聞紙1キロ8円を売るため、リアカーにいっぱい積んでいる大阪のダンボーラー。
43人?のうち11人?が倒れた神戸のぬいぐるみ、はばたん。
禁断の特別養護施設体験レポート。

半分以上がテレビなどでは放映できないネタだったが、それだけに面白い。
一番面白かったのは刑務所慰問の話。
登場する漫才師の名前を聞いて驚いた。「脳性マヒブラザーズ」。一人は車椅子で、ちゃんと喋れる周佐さん、もう一人は歩けるが何を喋っているかわからないDAIGOさん。本当にこんな漫才師がいるのかと調べたところ、本当にいた。

この二人が刑務所の囚人、しかもレベルの高い(2回以上の再犯で服役中)囚人を沸かせた話である。
警察ネタで手帳を出して、「それ警察手帳じゃなくて、障害者手帳!4級の。」というネタをやるらしい。これをどう受け止めて良いのか、最初は迷いそうである。が、彼らは同情するより、笑ってくれが心情らしい。
最後には刑務所の囚人をスタンディングオベーションさせたネタをぜひ、皆さんも観てください。

僕は、コラアゲンさんのファンになったので、ぜひ神戸でライブを開催したくなった。スナックや鈴木さんの家でもライブをするコラアゲンさんだが、ちゃんと会場を借りて、100人ほど集めて、ディープな話(特に聞きたいのはヤクザ1ヶ月体験記)を聞きたいと思っている。

そこで、神戸ならば観にいきたいという人を募ります。
100人集まった時点で、コラアゲンさんに交渉します。
まずはネットの動画配を観、ぜひ生でライブを観たいと思った方はシネマインクまでご連絡下さい。

よろしくね。


今週は『GANTZ(ガンツ)』。
マンガが原作らしい。今回はまったく予備知識なく観た。
一度死んだはずの人が『GANTZ』という球体に導かれて、生き返ることができるという条件で、異性人との戦いを強いられるいうストーリー。

出てくるのは、ネギ星人や田中星人(これはビューティフルサンデーの田中星児らしい。)とふざけた星人ばかりなのだが、戦うシーンは反して、けっこう残酷なものだった。
『アイ・アム・ヒーロー』というマンガもそうだが、ふざけたような日常やパロディなのに、内容はいきなり残酷だというのは今のマンガの傾向なのか?

CGや特撮に関する画像にいささか不安はあったが、意外にもおもしろく観ることができた。(そんなにCGのクオリティが高いわけでもないけどね。)

球体GANTZの中にいる人物は、誰なのか?なぜ、点取りゲームのように死という危険を伴いながら戦わなければいけないのか?
加藤はどうしてラストに?吉高さんの出番が少なすぎる?など
いろいろな謎を残し、前編は終わる。

当然、後編も気になるので観に行こうと思っている。
損はしない程度には面白いので、今日は重い映画より軽いアクションが良いと思う人にはおすすめです。
(僕も疲れていたので、『ソーシャル・ネットワーク』を観ずにこちらを選んでしまいました。)

以上、店長でした。


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