2010年12月の日記
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●2010年12月30日(木)

今年も、皆様方には大変お世話になりました。

今年は、嫁の事故、父の癌手術といろいろ大変なことばかりがあった年でした。

年末、僕も疲れが爆発し、扁桃腺炎になってしまいました。熱が40度を超えた時、最後の最後にこれかよ!と思ってしまいました。幸い、熱が出たのが28日のまだ病院が開いている時だった(本当は8時過ぎに、無理を言って知り合いの病院に診てもらったのですが・・・)ので、抗生物質をもらい、今は喉が少し痛い程度にまでになりました。

今年はあまり映画館には行けず、WOWOWで録画した映画ばかり見ていました。録画分を入れれば、150本は見ているのですが、映画館へは、その5分の1も行くことが出来ていません。

これはかなりのストレスです。来年こそはもっと沢山の映画を映画館で観たいと思っています。

来年早々は、『ヤマト』、『チェブラーシカ』(娘と)、『ハリー・ポッター』を観に行く予定です。

では、皆様も、良いお年を。来年もシネマインクをよろしくね。

以上、店長でした。

●2010年12月05日(日)
神戸は今年もルミナリエの時期がやってきました。
毎年、書いていますが、儲かるのは飲食店のみで、近隣のサービス業のお店は、早く終われと願っています。

さて、前回にも書いたが、今回もテレビに関すること。
新しい地デジ対応テレビを買って分かったのは、テレビには専用のカードが必要だということ。
このカード(ビーキャスという)を差し込まないとテレビは映らない。最初は、「ふ〜ん。」程度のものだったが、使ってゆくうちに、このカードで管理しようとする政府の画策が見えてきた。

例えば、衛星放送のNHK。テレビを購入後、1ヶ月ほどするとテレビの下側に黒い囲いが出現し、「この文字を消すにはNHKに登録してくだい。」うんぬんの文字が出る。これは完全にNHKの聴視料金を払わないと嫌がらせしてやるもんね、という意図としか考えられない。これは5分ほどで消えるらしいが、番組録画をするときに最初5分にうっとうしい囲いがずっと映っている。ならば、電話して外してもらえと思われるだろうが、なんだか生活を操作されているみたいで、したくないのだ。なんだかつまらない意地をさせられて、とても不愉快である。

次にWOWOW。これは仕事上、意地を張っているわけもゆかず、カスタマーセンターに電話した。3ヶ月無料にしてもらえると聞いて喜んでいたら、カスターセンターの人に「デジタル映像を録画するものはお持ちですか?」と尋ねられた。「今回、テレビと一緒にブルーレイを購入しました。」と言うと、「そちらもビーキャスをご登録していただかないとWOWOWは録画できません。」と。ならば登録して下さいと言うと、そうなると2台分の料金が必要になると言われた。どういうことだ!今までは1台分の2100円でビデオも録画できたぞ!カード登録枚数によって金額を取るのは間違っていないか?今後、WOWOWを観るのに僕は、デジタル料金2415円に2台目分の945円を足した3360円を支払わなければならない。いきなり月1260円に値上げである。これも全てビーキャスのせいである。

WOWOWにはさらに文句がある。テレビの購入後、3ヶ月無料だとキャンペーンで言っていたが、今のほうがお得なキャンペーンをしている。早くデジタルにしたほうがお得だ!とうたっていいたのに、損をしている。この件でWOWOWにクレームの電話をいれたら、丁寧な言葉でのらりくらりと30分近く話され、結局、お得なほうに変更してくれなかった。

本来ならば、やめてやる!と言いたいところだが、映画や海外ドラマを仕事にしているだけに止めることも出来ず、いらいらしてしまった。そこで、一つ情報を。WOWOWをデジタルに切り替える時、もしそれが月末一週間前以降ならば、無料で見ることができる一週間を利用して月初めに切り替えて下さい。そのほうが、お得です。詳しくは、当店まで。(WOWOWのカスタマーセンターはお得なことを教えてくれません。)

とにかく、あのカードでテレビの購入者が、今後テレビ側に操作されてゆくのは間違いない。データ放送で意見を送って、テレビに参加している、と喜んでいる場合ではない。皆さん、このカードはおかしいと思って、政府にクレームを入れましょう。

今週は2本。
まずは、『怪盗グルーの月泥棒』。
娘にせがまれ、観に行った。ま、プリキュアよりは楽しめそうなので劇場に行ったら3Dなので、余分な金額を取られた。

やや横側に座った僕らは、ちょっと目がチカチカして、娘は3Dメガネを何度も外していた。子供の目に3Dは、かなり負担なのかと少し気になった。

映画自体は、なかなか良い出来で、吹き替え版の鶴瓶師匠の声も合っていたし、大人でも笑える場面も多く楽しめた。CGアニメはディズニー、ピクサーというイメージがなくなりつつあるのは、こういった良作をユニバーサルやワーナーが作れるようになったからだと、しみじみ思ってしまった。

グルーと子供達の家族としてのつながりが出来る過程が少し安直に感じたが、子供向けでもあるので、良しとしよう。

良い作品です。親子で観て下さい。

次に『マチェーテ』。
映画グラインド・ハウスのフェイク予告編として製作されたものが、ちゃんと映画として製作された。予告編のぶっ飛び方は並ではなく、とてもステキだったので、これを本当に映画化してくれたロドリゲスに感謝である。

内容は、さすがロドリゲス。むちゃくちゃである。辻褄が合わないなんて当たり前、腸を引きずりだして、ロープ代わりに窓からジャンプとか、首をがんがん切り落とすとか、女性の股座から携帯電話が出てくるとか、バイクにマシンガンを付けて、爆発の中をカッチョ良く飛ぶとか・・・、とにかくB級アクションだと納得いけば、こんなに楽しい作品はない。

主演のダニー・トレホは、『デスペラード』を観たとき、今までの役者で一番怖い顔と思った人である。その彼が、女にモテモテというのも素晴らしい。ジェシカ・アルバ、ミシェル・ロドリゲス、はてはリンジー・ローハン(かなりヌードを披露してくれる。)にまでモテまくる。出てくる女性は、全てダニー・トレホのものと言っても過言ではない。なんだか男は顔ではなく、ワイルドさである言ってもらえてるみたいで、嬉しくなった。(僕は肉食系だが、ワイルドではないな。)

他の出演者もすばらしい。黄色いイエローキャブを奪うロバート・デ・ニーロ、腹きりをするスティーブン・セガール、ドン・ジョンソンとチーチ・マリンの『刑事ナッシュ・ブリジス』コンビ(映画では競演シーンはない。)とよくぞ、こんな作品に出てくれたと拍手を送りたい。

この作品は皮膚感覚なので、好き嫌いはあると思うが、僕のとって、もしかすると今年NO.1の映画かもしれない。かなりオススメです。

上映中、上半分が黒くなり、画面が半分しか映らなくなったのだが、映画の意図的な映像だと観ていた人たちが思い込み、3分ほど、その状態に誰も文句を言わず観ていたのも楽しかった。3分が過ぎた頃、一人のお客さんがおかしいと思い、劇場の人に言いに行ったので、それから5分ほど上映が止まってしまった。でも、これこそがグラインド・ハウスだとほくそ笑んだのは、きっと僕だけではなかったと思っている。

以上、店長でした。



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