2010年11月の日記
[HOMEに戻る] [過去の日記一覧] [管理者モード]
●2010年11月21日(日)
お久しぶりです。
11月は准看護学校の入試があり、国語の試験の作成、採点という仕事があったため、なかなか劇場に足を運ぶことができなかった。いっぱい書きたいことはあったのだが、ま、貯めておくことにする。

前回にも書いたが、テレビを買った。僕はタイミングよく買うことができたが、今は商品在庫がまったくなく、ほとんどのテレビは1ヶ月以上の入荷待ちだと家電量販店にお勤めの常連お客様、Sさんが仰っていた。
12月からエコポイントが半減するのが原因だが、あまりにも売れてしまい、このままではエコポイント自体が終了になりそうらしい。(これもSさんからの情報なので確かだ。)
自動車のエコカー補助金と同じことになりそうなので、なるべく早めにエコポイントの申請をされることをお薦めする。

テレビに合わせてテレビ台も買うことにした。嫁と、いろいろな所へ見に行ったのだが、価格の安さとゴージャスさで北欧家具を販売するIで買うことにした。
今回、購入したテレビ台は置き型ではなく、大きなラックにテレビを引っ掛けるタイプのもので、いわゆる台ではない。
見た目もかなりスッキリとしていて、これにテレビを取り付けたら、さぞやカッチョ良いだろうと、展示見本を見てほくそ笑んでいた。

いざ買う時になり、Iの倉庫のような所から在庫を探し出したら、これがもう、おそろしく重くて大きい。中には木が詰まっているのだから、重いのは当たり前なのだが、それが2つもあり、我が家はマンションだからエレベーターで運べるが、一軒家の2階以上に設置するならば、絶対、玄関でバラさなければ運べないほどである。

こんな大きいものを一人で組み立てられるのか?と思い、Iの店員に尋ねたら「大丈夫です。どなたでも作ることができるようになっておりますので。」との回答。

少々、不安もあったが、その言葉を信じた。でも、これが地獄の始まりだった。

大変な思いをして、ようやく我が家に運び込み、さあ組み立てる段階で、かなりの工具がいることに気付く。DIYなどと言って日曜大工を趣味にしている人ならばともかく、一般の家庭ではまず持っていない電動ドリルなどが必要となっている。
ドライバーのタイプも数種類必要だし、かなりののネジを手で回してはめるには、相当な労力である。

我が家にある工具セットもそこそこ揃っているほうだが、こんなもので大丈夫か?組み立て説明書は、日本語で書かれているわけではなく、全世界共通の図解を見ればわかるように作成されているのだが、これが不親切なほど大ざっぱで、わかりにくい。なんだか、ますます不安になったが、今更、料金の20%を払って、組み立ててもらうのも腹が立つので、気持ちを切り替えて作ることにした。

最初は、嫁にはめ込みなどを手伝ってももらいながら順調に組み立てていた。嫁が出掛けるので、一人で組み立てることになった時も、説明書を見ながら、かなり慎重に作業を行った。
8割がた完成という時に、あることに気付いた。
「ありゃ、テレビの掛ける部分の裏穴部分が逆さまだ。」
目に見えないところなので、このままでも問題ないとも思ったのだが、気になってしまったので、付け直すことにする。

これが間違いだった。何箇所かバラしたとき、バリバリバリー!と音を立てて崩壊したのだ。一瞬、何が起こったのか分からなかった。僕はあせって直そうとした。でも、直せば直すほど、壊れていく、気付けば、最初の説明書1ペ−ジ目の段階まで崩壊していた。発狂しながら組み立て直そうとする僕を嫁が見て驚いたほどである。

僕の頭の中では、さよなら3万円のテレビラック、明日、テレビがくるのに床に置かなければ・・・と悪夢がグルグル渦巻いていた。
あきれた嫁が出掛けて、僕はバラバラの家具になるはずだった木板の中で、放心状態になった。

もう、だめだ・・・。とあきらめた瞬間、僕になぜか神が舞い降りた。いきなり冷静になった僕は、再び組み立て始めた。先ほどまでの状態を組み立てるのに2時間近くかかったのに、一度組み立てたことがあるからか、30分ほどで元にもどしてしまった。場所によっては穴のような部分が出来てしまっているが、見えないところだ。ネジが一本余っているが、これだけはめたから1本ぐらい無くても大丈夫だ。

僕は奇跡的に、テレビラックを組み立てた。完成したときは、なんだか泣けそうになった。
同じ階に住む、元大工さんに、Iの家具のことを話したら、
「あそこの大型家具を作るのは、普通の人にはかなり難しいで。わしらのようなプロでも難しいと思うもんな。」と言っていた。

皆さん、あの有名なIの大型家具には注意して下さい。安くて、カッコイイからとダマされてはいけません。店員さんの「簡単ですよ。」という言葉に乗らないように。椅子ぐらいならば簡単ななのかもしれませんが、女性ではたぶん組み立てられない家具が沢山あります。

僕はもう、大きな家具はIで買わないと誓った。

今週は、『ソウ・ザ・ファイナル3D』。
毎年、ハロウィンの時期に上映される『寅さん』や『釣りバカ』のような恒例映画である。
それも今回の7作目でファイナルらしい。ま、ジグソウである、ジョンは3作目で死んでいるので、どこまで引っ張るのかと思っていたが、プロデューサー、マーク・バーグが「本作が完結編となり、続編・外伝さらにビギニングも製作はしない。」と言ったそうので、これで本当のファイナルなのだろう。

しかも今回は3Dでの上映。『ソウ』に3Dは必要か?と思ったが、時代の流れ上、それもやむなしだったのか。

で、今回の作品だが、まず3Dは、まったく意味がなかった。多少は血が飛び散り、爆発した時の残骸は飛んでくるが、ストーリーにはまったく効果的ではなく、途中、「あれ、これ3D映画か?」と思ってしまったほど、飛び出さない。いつもより300円も余分に取る価値もない映像だった。

今まで、いろんな悪にゲームを仕掛けていた『ソウ』シリーズだが、今回は、ジグソウに捕まってゲームより生還したとウソをつき、本やテレビで儲けた人たちへの罰としてゲームが仕掛けられる。

今までは、ドラッグ中毒だったたり、交通事故で息子を殺したり、保険金を払わないため多くの人を死なせた保険会社だったりと、死のゲームをさせられてもしかたがない人たちだと思ったが、今回はウソつきなだけで、殺されるにはファイナルネタとしてはいかがなものかと思ってしまった。

ただ、ゲームの中心となる嘘つき生還者役は、あの『処刑人』シリーズのショーン・パトリック・フラナリーなので、コアなファンはちょっと見たほうが良いかも。あと、一度も見たことがなかった伝説の逆トラバサミマシーンの結果も見ることができます。

1作目に登場したケイリー・エルウィスも登場し、ラストに繋げるのは安直すぎて、首をひねったが、毎年夜遅く(神戸で『ソウ3』以降は夜しか上映されなかった。今回は何故か昼間もしていたが。)の上映を無理しながら観に行っていたのも、今回で終わりかと思うと少し寂しい気もする。

いちげんさんは、ちょっと馴染めないかもしれませんが、『ソプ』ファンは最後なので、『処刑人』ファンはショーン・パトリック(彼の上半身裸も見れるよ。)がかなり出ているので観に行ってください。

以上、店長でした。

(次もテレビに関する怒りを書こうと思っています。)


WebDiary CGI-LAND