2010年08月の日記
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●2010年08月29日(日)
いや〜、良く晴れていますね。
これだけ暑い日が続くと、お店は暇です。
僕がお客様でも、こんなに暑いと外に出たくないもんね。
などと言っていると、一家3人が路頭に迷うことになるので、少し涼しくなったらお店に来てね。

もう絶対行かないと決めていたリゾートプール、デカパトス(神戸の六甲アイランドにある)へ再び行くことになってしまった。

今回はお芝居仲間、ケルビーノ夫妻と僕と娘と4人で。
僕は、ケルビーノ夫妻に娘を預けて、のんびり日陰で本でも読むという非常に身勝手な計画を立てていた。
しかし、前回よりも倍以上の人手で、日陰が確保出来なかったのと、人見知りの娘は、僕が居なくなると夫妻の前でおとなしくなり「パパ、パパ!」と僕を探すという理由から、ほとんど休憩なしのプール漬けな5時間となってしまった。

なによりも地獄だったのは、二度とやらないと決めていたウォータースライダーを娘の懇願で再び滑ることなっとことだ。

死にそうな思いで、目をつぶり、滑走する頭の上から「ヒャ、ヒャ、ヒヤ・・・」という笑い声が聞こえる。
ケルビーノさんの笑い声だった。何がそんなにおかしかったのか聞くと、「だって目をつぶって、つかむ取っ手をぎゅっと握って、前かがみでいるんですもん。あんな姿勢だと、余計早くなりますよ。」
ごもっともな意見ですが、怖いんだもの。
到着後、前と同じように裏返り、水の中でうごめいてしまった。
スタッフの人に「大丈夫ですか?」と心配される。子供でも平気な乗り物なのに、とんでもない形相で水からあがるアラフィフ(アラウンド50)の僕であった。

休憩中にケルビーノさんから情報誌『ぴあ関西版』が休刊になることを聞かされる。「今の時期、パソコンで何でも情報を仕入れることができますもんね。誰も買わないですよ。」というケルビーノさんに、「いや、俺は買っている。」と言ったら驚かれた。

たしかに『ぴあ』には映画の上映期間は書いてあっても、上映時間がほとんど書かれていないもんな。作品の人気度によって一週間ごとに上映時間が変わる今の劇場のシステムでは、しかたがないのかもしれない。パソコンの映画情報サイトで調べれば、リアルタイムで上映時間がわかる。スポーツも、演劇も、音楽も全て
情報が早く、正確だ。
これでは情報誌なんていらないと思う人も多いはずである。

でも、僕はあえて買っている。朝のトイレでいろいろな情報を仕入れ、大槻ケンヂのコラムにほくそ笑み、ケンコバのマニアックなお店紹介を読んでは、その店へ行っている。
パソコンではトイレで情報仕入れられないもんね、と言っていると「今は、iphoneがあるので、トイレでも情報を仕入れることが出来ますよ。」と言われそうだ。

僕は「お、落としたらどうすんねん、トイレに!『ぴあ』なら、びちょびちょになっても乾かせば読めるし、ウンコまみれになっても350円だけの損失や!」と小さい器の反抗をしつつ、休刊まで買い続けようと決心した8月の終わりであった。

今週は『劇場版・怪談レストラン』。
原作は累計800万部も売れている児童書らしく、テレビ版でも子供たちには大人気の作品だ。最初10分ほどが、テレビと同じアニメで、残り1時間10分ほどが実写。

アニメ版はまだ、それなりに怖いエピソードだった。(僕にとっては鼻クソ程度だけどね。)
ひどいのは実写だ。
子供向けだから、当然残虐なシーンはない。
血も飛び散らなければ、内臓も破裂しない。
ホラー作品好きの僕にとって、出てくるおばけや幽霊の怖く無さには笑ってしまった。
特に、一番怖いはずの死神がへにゃへにゃで(特に声がへにゃ、へにゃ。)、あまりにも迫力がないのには驚いてしまった。(その大きな鎌で、首の一つでも飛ばしてみろ!と叫びそうになった。)

アンガールズのカラスと人体模型のおばけ、響、長友のエンマ大王といったお笑い芸人の出演も子供ウケには良いのかな。
演歌の少女のさくらまやちゃんも出ていたが、セルフもこぶしが回っているような気がしたのは僕だけか?
西村雅彦、片桐はいり、松村利史などの個性派名優も出てはいるが、特に素晴らしい演技を披露してくれるわけもなく、始終ぐだぐだな内容で終わる。

ま、アイドルデヴュー映画だから、こんなものなのだろう。
今回、主役の工藤綾乃ちゃんは、2009年国民的美少女コンテンストのグランプリらしい。僕らの時代で言えば、原田知世の『時をかける少女』や、渡辺典子の『伊賀忍法帖』みたいなものだ。

娘は、このレベルでも怖がっていた。児童館の先生が変装するおばけ屋敷でも泣きながら出てくる娘に、いつかホラーの真髄を教えてやらねば・・・と言うと嫁にとても怒られた。

お子さんのご希望があれば観て下さい。
以上、店長でした。


●2010年08月06日(金)
前回も書いたが、娘の夏休み中にある僕の休みは、ほぼ娘のために使われている。先週も水遊び出来るところではしゃぐ娘を、炎天下のなか、見守るという地獄のような時間を過ごした。

しかーし!とうとうチャンスがやってきた。娘と嫁は、嫁の伯父さん(嫁のお母さんの実家)がいる朝来(兵庫県の真ん中あたり)へ5日間ほど行ってくるというのだ。嫁の足は、まだまだ回復していないが、車とバリアフリーを利用して、なんとか行くことが出来る算段をしたらしい。少し心配ではあるが、なんとか時間をかけて到着。かくて僕は短い期間ではあるが、独身時代に戻れることになった。

さあ、どうしようかな?まず水曜日の休みは、映画だ!ポイントの貯まったカードで、無料で映画を観るぞ!今回は『ソルト』だな。朝一から行って、昼飯を、どこかで食べて...,、おー
久しぶりに洋食のマルヤのトンカツランチなんてステキだ!!
帰ったらクーラーをガンガンにかけて、飲み物とおやつを並べて、録画した映画や海外TVドラマを観まくるぞー!夜は残ったご飯とハムと玉ねぎと卵で焼きメシを作れば、外へ出る必要もないしな。

木曜日は仕事だけど、帰りにおつまみとお酒を買って、冷凍庫に入れたジョッキにお酒を注いじゃったりして、キンキンに冷えたお酒は最高ーだ!!あまりお酒は強くないが、いやいや今日は飲んじゃうぞ。缶チューハイ1本だけだけど。
当然、まだまだ観ていない映画や海外TVドラマを観ているぞ。

金曜日は、またまた朝一で映画だな。やっぱ『踊る大捜査線3』だな、うん。おー!なんと週に2本も観ているぞー!
なんという贅沢だ!週に2本も観れるなんて幸せだ!!
録画した映画も合わせると3日で5本も観ているぞ!
思えば学生時代なんて、3本立てなんかも合わせると劇場で1週間に8本観たことがあったもんな。

やっぱ映画は劇場だよな。あのイスに座って映画だけに集中できる空間でなきゃ。家だと、電話は鳴るし、チャイムに呼び出されるし、ゴミは捨てなきゃならないし、雑念が多いもんな。

と喜んでいたら....明日には帰ってくる。当然、朝来まで迎えに行く。さようなら独身生活。次回を楽しみにしているよ。
ま、ちょっと一人は寂しくなりかけていたから良いか。

と言うことで、今週は2本。
まずは『ソルト』。
アンジェリーナ・ジョリー主演のアクション映画。
ジョリー姉さん(以降はジョリー姉ぇと言います。)のアクションはたまらなくカッコ良い。
もう期待大だ!
でも映画は...ま、こんなもんか程度だったかな。たしかにジョリー姉ぇは、かっこ良かった。例え、車の上を転げ回りながら飛び回るシーンが、絶対スタントマンだとわかっても、壁を三角跳びをして、キックする高さが、とんでもなく低くても、変装するジョリー姉ぇの皮膚感がかなり不自然でも、陳腐な漫画のような設定でも、あのジョリー姉ぇの分厚い唇で見つめられると、もうそれだけでOKだ。華奢な身体で、爆弾を投げて、銃を連発してくれたので、内容はカスでも僕は満足であった。

この映画、最初はトム・クルーズ主演で作る予定だったそうだ。もしトム・クルーズで同じ内容ならば、僕は怒り狂っていたかもしれない。いや、たぶん観に行っていないな。トム・クルーズは好きだけど、ミッション・インポッシブルとかぶるし、男性がするにしては、普通程度のアクションだったしね。(トム・クルーズがしていたらアクションも変わっていたかもしれないけど。)

ま、強いジョリー姉ぇを久しぶりに見たい人にはおすすめです。

続いて『踊る大捜査線3』。
人気シリーズの第3作。前回2作の映画は記録的な大ヒットだった。僕はTVシリーズのファンだったので、もちろん1、2とも観ている。
2より7年が経ち、もはや3は無いだろうと言われていたが(織田裕二と柳葉敏郎の不仲説もあったしね。)、去年より3の製作発表があり、喜んだファンも多いはず。
ただ、観てきた人の評判はすこぶる悪かった。うーん、前売り券買ってしまったしな。ちょっと不安になりながら観に行った。

ま、たしかに3作のうちで一番ダメかもしれない。でも悪くはなかったかな。前評判を聞いて、期待をしていなかったからかな?

スピンオフの主演、内田有紀や寺島進、映画版1作目に登場した
小泉今日子、2作目に登場した岡村隆史、スペシャル版の稲垣吾郎(写真だけならTV版の伊集院光、布川敏和なども出ている。)、新しく小栗旬、伊藤淳史と、レギュラー陣以外にもかなり豪華なラインナップである。

それぞれのキャラも生きていたし、スリー・アミーゴズも健在で楽しかった。いつものメンバーが力を合わせるいつものパターンも逆に安心できた。(前半のだらだらパターンもね。)

ただ、爆発シーンの結末の強引さと、真下正義の正体が途中からバレバレだったのには少し興ざめしたかな。

TVのスペシャル版でも良かったと言う人もいるが、これだけの豪華メンバーなのだからやはり大画面で観ないとね。

最後に「この映画は和久さんの甥っ子、伊藤淳史と鳥飼役、小栗旬のバディものもTVで作るための予備的作品ではないか?」という人もいたが、それはないな。だって小栗君の役は嫌な奴だもの。

ま、期待せずに行くとおもしろいと思います。
以上、店長でした。


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