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●2009年04月26日(日)
僕の自転車は、パチンコの景品だった。 嫁と結婚する前に、二人でパチンコをした。その当時の僕はパチンコ連勝だった。なぜか負けない。神様が新生活のお祝いをくれていたのだろうか。 その時も、1000円で5連チャン。僕は、嫁に自転車をプレゼントすることにした。玉数2500発、1万円ぐらいのものか。 嫁の実家に送られてきた自転車は、模型のように組み立てなければならず、意外と大変だったが、当時の嫁は新しい自転車に喜んでいた。 結婚して、娘が出来ると嫁は子供を乗せることができる自転車を買い、僕は10年以上乗っていた原付バイクが動かなくなったのを機に、その自転車を譲り受けた。 現在の家から、お店のある元町まではフラットな道なので、自転車には最適である。最初の頃は使わない筋肉を急に使ったためか、毎日、太ももやふくらはぎが痛かった。それでも1ヶ月が過ぎた頃には筋肉も自転車に慣れてしまい、ガンガン走っても平気になった。 それからは自転車が僕の足になった。嫁と娘と一緒にサイクリングも出来る。都会ではバイクや車より自転車だと実感した。 そんな自転車も7年目を過ぎた頃にはかなり傷みが出てきた。タイヤは何度か交換したが、ブレーキのワイヤーが切れたり、サドルが潰れたり、自走式電灯も球切れ、挙句の果ては、サビたチェーンがゆるみだし、飛ばそうとすると外れる始末。店と家を往復する間に4、5回は外れる。 信号が目の前なのに、チェーンが外れ、何度、次の青まで待つ羽目になったことか。 ボロボロ度も並ではなかった。缶や荒ゴミを集めて回っている人たちの自転車のほうが、僕の自転車より数倍上等に見えた。 警察には月に3度も止められたこともあった。あまりにも良く捕まるので、おまわりさんが「今度、止められたらこれを見せてください。」と免罪符のようなカードをくれたほどだ。 僕は新しい自転車を買うことに決めた。近くのコーナンで8800円。みんなに値段を言うと「えー、そんな値段で自転車買えるの?」と驚かれる。 僕としては、7600円の自転車よりワンランク上の自転車を買ったつもりなのに。 無料で引き取ってもらった僕の自転車を渡す時は、少し寂しい気持ちになった。この自転車には思い出あるものなぁ。 僕たちが結婚してからの思い出いっぱいの自転車だものなぁ。 かくて僕は、安くて、カゴが無意味に大きくて、ガンガンにこいでもチェーンのはずれない自転車で通勤している。 雨の日も、風の日も、早朝も、夜遅くも。またいっぱいの思い出を、この自転車と作ろうと思う。 今週は『トワイライト』。 副題に『初恋』が付いている。この副題はなかったほうが良かったな。かなりセンスがない。 世の女性たちの中には、美しいヴァンパイアものを好む人たちがいる。 ちょっと前ならば『インタヴュー・ウィズ・ヴァンパイア』。 他のトム・クルーズはダメでも、レスタト(ヴァンパイアの名前)のトムはOKという人も結構いる。 今度のヴァンパイアは人間の女の子との恋愛話もある。さしずめ、ヴァンパイア版「ロミオ&ジュリエット」といったところか。 美しいヴァンパイアの役はロバート・パティンソン。ハリー・ポッターシリーズ初の死者になった先輩、セドリックを演じた彼である。 かたやヒロイン役は、クリステン・スチュワート。写真で初めて見たときは、犬顔、どちらかと言えばチワワ顔だなと思った。 ロバート君の眉毛が、太くて、カットした長さが始終気にはなったが、新しいアイドルの出現を感じさせてくれる。 また、クリステンちゃんは映像で見ると、かなりキュートで、こちらも男の子ファンがつきそうである。主役の二人としては問題ないだろう。(『タイタニック』でレオ様ブームの時に、相手役、ケイト・ウィンスレットのぽっちゃり具合が、ふさわしくないと、よくクレームを聞いたものだ。) 他にもイケメンが出ているためか、映画館は、女性かカップルしかいなかった。男一人は僕だけ。 平日にしては、そこそこ人はきている割には夕方から2回だけと虐げられた上映時間で、早く終わってしまいそうなのは残念だ。 男の人にはアクションやホラー度も少ないので物足りないかもしれないが、内容もわかりやすく、王道な恋愛を見せてくれるので、女性にはお勧めである。 DVDが出てからでもよいので、観て下さい。そして自分好みのイケメンを見つけてください。 以上、店長でした。
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