2009年01月の日記
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●2009年01月31日(土)
今月は、やっと最後の日に書くことが出来た。自営業には地獄の確定申告の時期がやってきたからだ。

僕は税理士さんにお願いしているので、1月までに資料や、伝票類をまとめたものを提出しなければならない。特にここ2、3日は頭の中を数字が飛び交っていたな。寝ているときも、トイレでも。でも、お陰様でやっと終わりました。

そんな中、家族でお芝居仲間のNさん家へ行くことになった。6月に第2回目のお芝居をする予定なので、練習と打ち合わせを兼ねて。
Nさん家は三田(サンダ)。神戸市内から1時間ほど車でかかるのだが、自然が多く、非常に空気がおいしい良い所だ。

今回は嫁も娘も一緒に行った。Nさんの近くには公共の温泉施設があるし、アウトレットモールもあるので、嫁と娘はウハウハで付いてきた。

そのアウトレットモールでのこと。
集合は午後1時半だったので、午前中、早く家を出て、アウトレットモールへ向かう。
到着したのが11時過ぎだったので、急いで見に行くことに。
前日からバーゲンが始まっていたので、人も沢山だ。

僕もついでだから買い物をしようと考えていた。僕の目的はジーパン。(ん?ジーンズって言うのか?ふん!僕らは松田優作が『太陽にほえろ』にでていた時からジーパンだ!)

嫁たちとは別行動をとり、僕はEDWINへ走る。
僕は先生の仕事以外はジーパンのみしか履かない。
レストランでも、外国へ行く時も、ビジネスクラスに乗るときも、ジーパンだ。もう気分はボンジョヴィだな。
だから僕はジーパンのメーカーにはこだわる。
若いときはリーバイスのみだったが、ある日からEDWINしか
買わなくなった。だって履きやすいんだもの。(リーバイスは
一度洗うと、5回ぐらい洗うまで、かなり縮んで苦しい。)

EDWINのお店を見つけて、入店。やはりよく込んでいる。
特に山積みのコーナーは人だかりだ。でも、安いジーパンはここだ!と思い、人を掻き分け物色。(ここからはジャック・バウアー風)
俺に残された時間は30分だ。やばい!もう3分が過ぎているじゃないか!このままでは、カミさんの雷が!
えーい、その辺を探せ!あ、あった!俺のサイズだ!もう時間がない。大統領が危険だ!(関係ない発言)これでいい。
フィティングルームへ行くぞ!どういうことだ!フィッテングルームが一杯じゃないか!!このままでは時間がなくなる。おっと、空いたぞ。走れ!よし入ることができた。ズボンを脱いで履いてみるんだ。なんだか、いつもと違う感じがするが、ええい、履けるので良しとしよう。裾を折ってこの分を切ってもらうぞ!
レジだ!CTUのジャック・バウアーだ!じゃなくておいくらですか!なんてことだ!!安いじゃないか!普段は9500円にジーパンが、2500円だと。裾を直しても2800円ぐらいじゃないか!これも政府の陰謀か!キム!トニー!
などと取り乱しながらも8分でジーパンを購入した。

ところが帰って履くと、やはり違和感が。
どうも股下が・・・短い!こ、これはもしかするとローライズ。
なんてこどだ!(再びジャック)
スリムな若い衆ならいざ知らず、メタボな中年オヤジには苦しい。前のポケットに携帯を入れると、ゴツゴツして痛い!
さらにチャックが短い!これでは、オシッコが!いつもとは違い、ブツを出す位置が高すぎて、出しにくい!

いや、これも試練だと履くことにしました、貧乏性なもので。
だから僕を見た人、腰を時々ぐりぐりするのはインキンだからではありません。ジーパンが合わないからです。あしからず。

今週は『007慰めの報酬』。
ダニエル・クレイグボンドの第2弾。
新しいボンドが出てくると、007ファンは必ずケチをつける。
彼も金髪はおかしいだの、若すぎるだの、品がないなどと言われた。でも前作、『カジノロワイヤル』が公開されると、女性ファンは急増し、NEWボンドはクールでヘビーでかっこ良かったため、、一応ほとんどのファンには認知されたんじゃないかな?

監督は『チョコレート』、『ネバーランド』のマーク・フォースター。どちらかと言えばヒューマンな作品が得意な監督なのだが、今回はかなりクールにアクション重視。しかも007映画では最短の104分という上映時間。無駄なベタベタシーンをなくし、ノンストップで一気に見せてくれる。

ボンドガールもカミュー役のオルガ・キュリレンコ以外は、ほんの少ししか出てこない。当然ラブシーンも1つのみ。しかもカミューとではなく、オイル漬けになるフィールズ(ジャマ・アタートン)がお相手で、カミューとはプラトニックで別れる。なんてクールなボンドだ。
その分、人は殺す。かなり殺す。M(ジョディ・デンチ)に注意されても殺す。かっての仲間を犠牲にしても殺す。
とにかく非常なボンドだ。でも、そこにオシャレではないリアルさを感じた人も多いはずだ。

NEW『バットマン』シリーズがそうであるように、生半可ではないハードさ、リアルさは、今までと同じシリーズという安心出来るスタンスを吹き飛ばしてくれる痛快さがある。

とは言え、なんだか物足りなさを感じたのは・・・秘密兵器が出てこなかったから。これだけはリアルボンドでも出してほしいかな。
あと前回、『カジノ・ロワイヤル』の1時間後から始まる本編は、『カジノ・ロワイヤル』を観ていないとわからないことが沢山出てくる。Mr.ホワイト?ヴェスパー?うーん、忘れているな。だから、前作を観ていない人、観たけど忘れた人は、必ずDVDで予習して、観に行ってください。

あと2作はボンド契約をしているそうなので、今後のダニエル・ボンドには益々、期待しよう。

今回はオススメです。

以上、店長でした。

●2009年01月11日(日)
明けましておめでとうございます!
本年もなおいっそうのご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
みなさん、年末年始はいかがお過ごしでしたか?僕にとって年一回しかない4連休は、あーっつという間に過ぎ去り、いつものごとく何をしたのかわからないまま、4日より営業しております。

1月に入ってからは、オークションおよび通販の売り上げがいまいち良くないので、みんな買ってね。

さて、2008年に何か忘れているような気がしながら年末のお休みに突入したのですが、年明けに気が付きました。
そういえば2008年の僕のベスト3を書くのを忘れていた!ことに。
ということで、2009年に何なのですが、2008年の僕的ベスト3を発表します。
毎年、書いていますがあくまでも劇場で観た作品のみです。DVDやTVで観て感動した作品も多く、劇場で観た作品の数は3倍以上あるのですが、あえて劇場で観た作品にこだわります。

まず、3位。
『バンテージ・ポイント』。話のスリリングさは海外ドラマ『24』のようで、90分を一気に見せました。
主役級の役者がいない分、誰が裏切るのか、誰が味方なのか、わからないところは、より推理する気持ちをかきたてました。
僕の好きなシガニー・ウィバーなんて、最初に少ししか出ないしね。デニス・クウェイドという、およそ主役らしからぬ人が、主役かな?というところもご愛嬌でした。大統領暗殺の少し前の時間からそれぞれストーリーが始まるという設定は、うまく出来ていましたし、最後のオチが少し安易な気もしますが、ジェットコースター的サスペンスとしては合格です。

2位は。
『ガチ☆ボーイ』。
プロレス好きの僕は、学生プロレスのノリだけが感じられればいいかな程度で観に行きました。それを良い意味で裏切ってくれた作品でした。佐藤隆太演じる記憶障害の青年、五十嵐を通して、生きる意味を教えられたような気がします。
「昨日の記憶はないが、痛みを身体がおぼえているんだ。」というセリフに泣き、ドロップキックが炸裂した時には、かなり熱いものがこみ上げていました。
同じ病気で苦しんでいた元競輪選手が、この映画を観て励まされ、今年のパラリンピンクで優勝した逸話もあるほど、勇気をあたえてくれる作品です。
浅岡役のサエコはかわいいなと思っていたら、ダルビッシュと結婚してしまい、今後スクリーンでは観ることが出来ないのは少し寂しいですがね。

ちなみにマニア向けラジオ番組『アシッド映画館』の平野さんはこの作品を1位に選んでいました。

いよいよ1位は。
『ダークナイト』。
公開前からヒースのジョーカーを予告編で観て、待ち望んでいた作品でした。前回のシリーズは3作目よりコミック色が強くなり、太ったバットガールが出てきた時には、バットマンは終わったと思いました。それを覆す新しいリアルさでバットマンを見せてくれたクリストファー・ノーランよ有難うと言いたいほどです。

ヒースの死によってより作品が感慨深いものになったのも事実ですが、家族をもどつくクリスチャン・バットマンとの変わり者同士対決にはかなりワクワクしした分、もうこの対決を観ることができないのかと思うと非常に残念です。

僕にとってのベストシーンはジョーカーが看護士さん姿で爆発させるシーンと最後にバットマンが立ち去る姿を見て、ゲイリー・オールドマンが「ダークナイト」と言うシーンです。

日本で、あまり興行収入が良くなかったのは、女性、家族向きでなかったからかもしれませんが、男性には好評だったと思います。

以上が僕の2008年ベスト3ですが、ご不満があっても批判しないでね。映画の観方なんて、それぞれの主観なのですから。

今週は映画を観ました。
『ワールド・オブ・ライズ』。
リドリー・スコット監督。レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウ主演。CIAの工作員であるレオが中東に潜伏し、テロリストのもくろみを阻止する話。裏で指示する腹黒い上司が、ラッセル・クロウ。彼はこの映画のために20キロ太ったそうです。そのため、腹黒さはかなり増していたように思います。
題名どおり「嘘の世界」の連発をスリリングに進めている内容なのですが、なんだかどこかで観たような話なんだなこれが。
『エネミー・オブ・アメリカ』以降、空からのスパイ行為もたいして目新しくない気もするしね。スピルバーグが『イーグル・アイ』を10年前から暖めていた企画だといましたが、10年後に映画化していたときには誰かが使ったネタになっていたのと同じであるのでしょう。
アクションシーンや爆破シーンは凄いし、レオもラッセルも演技派なだけあってうまい。
でも、脚本は良く練られているのですが、ストーリー展開に目新さがない分、ドキドキしませんでした。クライマックスでレオが拉致されるシーンも、こうなるだろうなと思った通りになって興ざめでした。

この作品も10年前に観たかったな。
ま、悪くはないので、レオとラッセルのファンは観に行って下さい。

以上、店長でした。





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