今週の店長

●2008年01月13日（日）

昨年末から我が家のマンションから不振な光景が目に付いていた。
例えば、朝方、急にバンバンバン！と爆発音がする。「何やー！？」と窓の外をみると煙がたなびいている。「おー、火事や！花菜（娘）－！ちょっと見てみぃー。」「うゎー、パパ、ほんとに煙がすごいね。」「見に行くか火事。なんせ火事とケンカは江戸の華と言うからな。」

「ここは神戸や。あぶないからやめとき。」と嫁の一言であきらめた。

次の日も爆発＆煙もうもう。連続爆発事件かー！と新聞やテレビを見たがそんなニュースはない。

今年に入って爆発はなくなった。でも、一箇所から夜な夜なミョーな灯りが煌々と照りつける。マンションの窓から見ると、まるでサーチライトで照らされているようだった。
工事とも思えないし・・・何か怪しげな連中が秘密裡に陰謀をたくらんでいるのではないかと少しワクワクしていた。

その原因は嫁が幼稚園へのお出迎えでお母さん達が話している会話から判明した。
「なぁ、見た？あの公園のところ。」「あー知っとう、知っとう、映画の撮影やろ。」「何か、サインもらった人おるらしいで。」「ホンマかいな。」「あんたももろたら？」「ええわ。私、別にファンちゃうし。」

さて、ここで問題です。それは誰でしょう。並のスターではありません。海外の大スターです。

答え。僕が嫁からその話を聞いたときの反応。「ジャジャジャ・・・ジャッキー！！！？」そう、あのジャキー・チェンが映画のロケをしていたのだ。
普段の僕はあまりスターというものに興味がない。店の近くで『僕の彼女はサイボーグ』のロケをしていても「フーン、綾瀬はるかと小出恵介ね。」程度だった。
でも、ジャッキーは別である。子供の頃、トラック野郎と二本立てで観た『酔拳』を観てから、僕は５０本以上の出演作のほとんどを観ている。

でも何故、神戸なのか？それもメジャーな場所ではなく、きっと神戸に住んでいる人でも、ほとんど知らないような所だ。まあ、だから撮影向きなのかもしれないが・・・。

僕は早速、朝御飯のマックモーニングセットを買いに行くついでに、ロケ場所を見に行った。そこには、こんな場所には絶対ない風俗店の看板があったり、『東華商事株式会社』という表札、何故か中国語の料理のメニューがあったりと、あやしい場所になっていた。さすがに朝や昼間はロケはしていないらしく、ひっそりしていたので、携帯で写真だけ撮って帰宅（写真参照）。もう一度、夜に行くことにした。

その日はお芝居の練習があったので終了後、ケルビーノさん夫妻と再び見に行く。今度は撮影をしている。意外と人もいる。（と、いっても２、３０人ほどだから、やはりみんな知らないな。）近寄るのを止められるかと思ったら、まったくそんなことはなく、道を挟んだ公園でロケを１時間ほど見ていた。昨晩は寒かったので１時間ほどしかいることが出来なかったが、１５日ぐらいまでロケをしていると聞いたのでもう一度ぐらいは見に行こう。

ちなみに映画の題は中国語で『新宿事件』。渡辺謙、オダギリショー、竹中直人も出ているらしい。ひょっとしたら彼らも・・・。
ロケ場所が聞きたい人は、直接、店に来て僕に聞いてください。

今週は『シナモンthe Movie』と『エイリアンＶＳプレデター２』。
『シナモンthe Movie』のことは語りたくないぐらい退屈だった。子供向けな作品とはいえ、杉井ギサブローが監督しているならば、もう少し感動させてほしかった。本当に子供のみが喜ぶ映画という感じかな。あまりのつまらなさに寝てしまいそうになり、娘に起こされた。「パパ、いびきが・・。」ちょっとかっこ悪かった。

次の日に『エイリアンＶＳプレデター２』を観る。なんせ、今年初めての映画なので、ワクワクして観に行く。

映画は・・・ウーン、悪くはないが・・・良くもないな。
子供に獲り付くエイリアンなど、タブーなこともしているのだが、監督が上映前に豪語した残酷さも、さほどなく、ＰＧ－１２もうなずける内容だった。近頃ではハリー・ポッターでもＰＧ－１２だぜ。もっと驚かせてくれよ！と言いたくなる。今回楽しみにしていたプレデリアン（エイリアンとプレデターの混合種）も暗くてよく分からず、今襲っているのはエイリアンか？プレデリアンか？と思うほど早く動くシーンではわかりにくい。プレデリアンはレゲエのドレッドヘヤーみたいなやつだと思えば良いのだが、それでも全体的にはどんな容貌なのか最後までわからず、ちょっと期待はずれだった。こんな映画だから内容がないのは別にかまわないのだが、最後の解決策がそれかよ！と言ってしまいそうな終わり方もちょっといただけないかな。ラストシーンで、ファンにしかわりにくいあの日本人女性が出ているのはおもしろかったけどね。

ま、時間があれば観てください。
以上、店長でした。

あ、そうそう。明けましておめでとう御座います。今年も沢山の映画グッズが入荷いたします。本年もよろしくお願い申し上げます。