2007年01月の日記
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●2007年01月21日(日)
僕は占いを信じない。TVに出てくる太ったおばさん占い師なんか嘘で儲けている詐欺師だと思っているし、スピリチュアなんとかというおっさんになんかに天国にいる人は見えていないと思っている。心の弱みにつけこんで儲けるなんて詐欺の中でも最低だ。

この人たちが人生相談者というならば僕は怒らない。人には悩みごとがあるから、それに対して適切なアドバイスを与えて気持ちを楽にしてあげて、金を貰う。これは商売として成立すると思う。気に入らないのは自分は特殊な能力を持っていて、あなたの人生が見えるだの、亡くなった人が話しかけるだの言って付加価値を付けることだ。

嫁なんかは必ずこの2人の出てくる番組を見ているが、TVが作り上げたうそ臭い番組は見ないようにしている。

じゃあ、そんな特別な能力をもった人はいないとも思わない。一般的な能力を超えるものを持った人もいるだろうし、この場所はダメだという鬼門の方角なんかもあると思う。

例えば、僕が以前お店をだしていたハーバーランドのあるビルは絶対、鬼門の方角だと思う。神戸でも三宮、元町に次ぐ3番目の立地の良さなのにお客様が寄り付かない。このビルでは大きなオモチャ店(ここも実質は赤字だそうだ。)ように財力を持っていないお店はことごとく撤退、閉店する。平日はもちろん、休日でも人が少ない。経営母体の会社が2回も変わり、その時ごとに新しい発想でリニューアルするのだが同じ結果だった。ここは絶対に呪われている。僕はそう思っている。

世の中には不思議なことは絶対に存在する。絶対、僕らには嘘をつかない友人Kさんの奥さんから恐ろしい話を聞かされた時、霊はいるかもと思った。この話はいつか又。

今週は『こまねこ』。先週、店に娘が電話をかけてきた。「パパ、ネコちゃんの映画が見たいの。」・・・知ってしまったか。娘と映画へ行きたいのはやまやまなのだが、子供向けの映画は、大人にはつらい時がある。だから出来るだけ厳選して、僕も退屈せずに観ることができる作品のみ(そうでない時もあるが)連れて行くことにしている。

『こまねこ』は微妙だった。こま撮り撮影法は『ウォレスとグルミット』よりかなり進歩している。この映画もNHK『どーもくん』を作った人たちなのできっと良く出来ているのだろう。でも、本当はもっと違う映画が観たかった。例えば同じ劇場で上映されている『リトル・ミス・サンシャイン』とか、『あるいは裏切りという名の犬』とか。

でも娘のためだと思い、我慢して行くことにした。なめていたことに僕は反省した。なぜならかなり良かったからである。上映時間が1時間ちょいと短めだが、あの手間、ヒマならば1時間もよく作ったと納得させられる。キャラクターたちは喋らず、こまねこなんかも「にゃ、にゃ、にゅあー!」としか言わないが、それがかえって子供にはわかりやすい。

話の内容も今風なところもあり、登場人物?のラジボーもいぬ子も世間的にはコミュニケーショーンをとることが苦手な性格で友達あまりいなさそうな設定であったりする。それがこまねこと知り合うことで打ち解け、時には自分の内気さに腹立たしさを覚え、このままではいけないと考え始める。芸術肌の映画監督なため、賞はいくつも獲っているのにヒット作がないこまねこのおじいや、自分の娘がしていることにうすうす感ずいているのに、知らないふりをして見守るやさしい、いぬ子ママなど、愛すべきキャラばかりで最後までほのぼのさせてくれた。

僕はあまり癒し系の映画というのは観ないのだが、たまには観るのも良いかなと思わす1本でした。おすすめです。

帰りに娘にこまねこ人形セットを買わされた時は、ちょっと金欠だったので、嫌いになりかけてしまったが・・・。

以上、店長でした。

●2007年01月13日(土)
年末に元町大丸で『ポケモンふゆ祭』というイベントをしていたので、娘と嫁と3人で行った。イベントは子供だましのようなもので、子供は喜んでいるが、親は金を使わされて、さしてもおもしろくないショーを見せられて、疲れきってしまった。

その帰り、1軒行ってみたい喫茶店があったのを思い出し、3人で行くことにした。
名前が『猫の・・・なんとか、かんとか』というメルヘンチックな名前だったので、きっと娘が喜ぶと思ったからだ。

階段を上がって、ドアを開けると・・・メイドさんが立っていた。そう、メイド喫茶だったのだ。「おかえりなさいませ、ご主人様。」とは言われなかったが、席に案内されて、丁寧にお辞儀をされて固まってしまった。あっけにとられて席についてしまったので帰るわけもいかず、こうなりゃ勉強だ!と注文することにした。

呼び鈴がテーブルにあり、2回たたけばやってくると言う。娘にたたかせるとワゴンに水を乗せてガラガラとメイドさんはやって来た。そのガラガラが静かな店内に響き渡る。お客さんが少ないからか、その音はかなりうるさかった。別のメイドさんは新人だったためか、ワゴンでカーブを曲がりきれず、机に激突していた。かなり大きな音で、食器類が落ちそうになっていた。「も、申し訳ございません!」と丁寧に、でもあせって頭を下げていた。
お客さんには、この雰囲気を味わいにきたその道の人もいれば、
僕たちのように間違って入ってきたけど帰るに帰れず、顔をぐるぐるさせながら店内を見回している人たちもいた。

値段は少し高いが味は良く、静かなので雰囲気は非常に良い。(一人でノートパソコンをたたきながらメイドを目だけで追うサラリーマンには、いらっときたが。)娘は星型の砂糖をナプキンに包んで持って帰ったり、嫁とトイレ見学に行っていたりしていた。コスプレ好きの娘はかなり気に入ったらしく、又来たいというので、今度は彼女の持っているシンデレラの衣装でティアラを付けて参上してやろうと思う。

今週は『007・カジノロワイヤル』。やっと観に行くことができた。ボンド役が似合ってないと公開前はかなりのバッシングを受けてはいたが、公開されるとかなり評判が良く、意外とロングランしそうである。ニュー・ボンド、ダニエル・クレイグも若くて無鉄砲なところが、かっっこいいので、女性ファンも急増らしい。

たしかにダニエル・ボンドはかっこ良かった。ピアース・ブロスナンも嫌いじゃなかったが、今まではマンネリなのがこのシリーズの特徴だと思い、くだらない内容でもカッコイイのだから良いと納得させていた。しかし、今度のボンドは決してスマートじゃない。00ナンバーを貰いたてのボンドは失敗を繰り返す。それがかえって人間らしく、共感がもてる。思えば今までのボンドは、何事にもスマートすぎる。女性にはモテモテ、髪型も服装もきっちり、大きな失敗もせず、ピンチを楽しんでいるようなところがあった。こんな男性は僕たちにとっては理想的なのかもしれないが、どう考えたってなれないと判ると、ある意味、嫌味に感じる時もあった。

だからか、未完成のボンドが走り回り、時には怒りをあらわにし、たらしこんだ女性が殺され、ショックを受け、傷だらけの顔になっている姿は男でもほれぼれするほどカッコイイ。
次回作もダニエル・クレイグのボンドだと聞いたので楽しみである。

ちなみにボンドガールのエヴァ・グリーンは化粧をしていない時の顔のほうがキュートだと思ったのは僕だけだろうか?

今回はかなりオススメ、久しぶりのアクション大作です。
以上、店長でした。今年もよろしくね!!


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