2006年11月の日記
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●2006年11月26日(日)
先週、初めて出張販売に行ってきました。買い付けやイベントの打ち合わせでは泊まりがけで出張したことはありましたが、販売目的では初めてです。場所は三重県Y市。すごい煙突がいくつも建っている喘息で有名な所です。
ドームでの展示会で1ブース使わせてもらい、展示販売をしました。ただ、広告などの前宣伝もなく、僕らは何故か『団塊の世代』ゾーンに入れられてしまい、お客様はさっぱり来ません。交通費、宿泊費はイベント会社持ちだったので赤字にはなりませんでしたが、自腹で行っていたら、途中で帰ったな。

退屈なので、レトロおもちゃの展示管理をされておられたOさんとずーっと話をしていました。Oさんはおもちゃ鑑定士として呼ばれていたのですが、これも前宣伝がなかったため、2日間、誰一人、鑑定してくれとおもちゃを持って来る人はいませんでした。
Oさんは「ギャラ貰えたらええから、別にええねん。」と三重TVの公開録画で来ていた女の子のかわいい顔や胸やらを見ては喜んでおられました。何度も「あの子やったら絶対指名するな。」を連発していました。Oさんは、今回のようなイベントで貰ったギャラを使い込んで風俗へ行ったことがあるらしく、バレてからは振込みにしかしてもらえなくなったそうです。(Oさんはイベント終了後、その女の子が出演する三重TVのお料理番組のポスターをパクっていました。)

とにかく会場は寒く、一人で来ていたのでトイレにも思うように行くことが出来ず、アンケートに答えて粗品を一杯持ったおじいさん、おばあさんに説明しても聞いてくれるはずもなく、むなしさと戦う2日間のイベントでした。(何名かのお客様には商品を気に入っていただき、お店の宣伝も出来たのでぜんぜん成果がなかったというわけではありませんでしたが。)

ホテルも窓がないと聞いてはいましたが、本当に窓がない部屋で、閉所恐怖症の人ならば発狂しそうな場所でした。壁は笑えるほど薄く、いろんな別部屋の音が聞こえます。朝にはずーっと「おえ〜!おえ〜〜!!」という声が響き渡り、隣接している部屋の人が寝返りをうつたびに壁に激突し、(それほどベッドも狭い。)大きな音をたてます。Oさんいわく、「こんなに壁が薄いとホテトル嬢も呼ばれんな!」。呼ぶつもりやったんかい!!

と、こんな調子の3日間は成果があったようなないような。でも、おもしろい人に出会えてからいいか。今後の勉強にもなったしね。

ちなみにOさんの息子さんは海洋堂の原型師(ミニフィギュアの原型を作っている人)で、『エヴァンゲリオン』のフィギアでは有名な人らしいです。Oさんは息子さんを「あいつはオタクでロリコンやからなぁ。」と言い、付け加えて「ま、俺もそうやからしゃーないわな。」と言っておられました。

今週は『デスノート後編』。本当は11月の始めに行っていたのですが、このイベント準備で大変だったため、書くことができませんでした。

前編がおもしろかったので、待ちに待ったと言う感じで行ってきました。今回もキラ(藤原竜也)とL(松山ケンイチ)の頭脳戦が楽しみでした。前回ほどのドキドキ感はありませんでしたが、なかなか良く出来た展開には、納得できる内容でした。特にLの突拍子もない行動や動きにはけっこう笑えます。
今回は、前回登場シーンが少なかった海砂役の戸田恵梨香ちゃんも沢山出演しています。彼女がとてもかわいく、しばられた海砂のサービスシーンもあります。(これはある意味マニア必見です。)

前編のDVD発売日を変更し、後編上映一週間前にTVでいきなり放映するという掟破りな宣伝効果は成功しかどうかは別として大ヒットしています。

ぜひ、観に行ってください。

以上、お休みも休めない(家族サービスもあるからね。)店長でした。

●2006年11月04日(土)
今週は2本観た!映画館で大きなスクリーンを観ている時はかなりの至福を感じる。神戸に出来た新しい映画館『ミント神戸』にも観に行った。

ミントで映画を観ることが出来た幸せを味わい、売店でパンフレットと『ソウ3』前売り券を買う。前売り特典のジグソウ携帯ストラップがかなりうれしく、ニタニタしながら我が店、シネマインク.へ出勤。

仕事を終えて、家へ帰って、何か違和感を感じる。「ん、ない。ないぞー!あ!!ミントでパンフ貰うの忘れていた!!」
そう、新しい映画館に行くことが出来た嬉しさと、ジグソウストラップに喜んでいるうちに脳があっちの世界へ行ってしまい、パンフを受け取らずにうきうき足で帰ってしまったのだった。

「こ、これは連絡せねば!で、電話だ!」といろいろ調べ、電話をかけると「オペレーターは終了しました。明日午前9時より・・・」オーマイガー!!

次の日には電話をして理由を説明し、パンフレトはいただいたのだが、夜、そのことが気になって寝れなかった。なんとちっちゃい人間なのかと反省。

今週は『父親たちの星条旗』と『スネーク・フライト』。
前にも書いたが俳優が監督をすることを認めない僕が、認めた数少ない監督の一人、クリント・イーストウッドの新作が『父親たちの星条旗』である。

硫黄島で星条旗を揚げた写真が有名になり、ヒーローに祭り上げられた兵士たちの話。戦争で財政難になったアメリカ政府は国債を売るキャンペーンのために戦地より星条旗の写真に写った生き残り兵を戦地より連れ戻す。帰国後、一躍ヒーローになった若者達は周りの状況にとまどい、翻弄される。

アメリカの政治的にはあまり語りたくない出来事を、イーストウッドならでは視点で追い続けるところは、うまい!と言わざるを得ない。戦争場面も結構あるが、どちらかと言えば本土に帰った兵士たちの話が中心である。そのため、少し退屈をしそうになるところもあるが、フラッシュバックされる戦地での思い出のシーンが再び緊張感へ戻してくれる。

有名俳優の出演はないが、バリー・ペッパーの軍曹がかっこよく、ライアン・フィリップは前回の『クラッシュ』同様、うまくなったなぁと言わしめる1本である。上映終了後にある『硫黄島からの手紙』の予告編は「絶対にこれも観よ!」と言わせます。
(二宮君が手紙を書く相手の名前が「花子」でいいのか!とも思ったが。)
一味違う戦争映画として観て下さい。

あと一本は『スネーク・フライト』。なんにも残りません。うわー!アリャー!!で終わる作品。
ヘビだらけ。ヘビ、ヘビ、ヘビのオンパレードである。みんな咬まれて、逃げ惑う。それだけ。ごっついニシキヘビも出てくるのだが、良く考えたら別に出てこなくても良い様な気もする。ちょっと派手さを出そうとしたのだろうか?ただ、こういったB級テイストの作品は瞬間、瞬間が楽しければそれでいい。そういう意味では最後まで飽きずに観ることができた。

最後の「神様。プレステーション様!」には笑ってしまった。(観た人にはわかるセリフです。)

ま、ストレス解消には良い映画でした。

以上、店長でした。


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