2006年03月の日記
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●2006年03月25日(土)
娘が言った。「パパ、ジェット先生の映画観てきたん?」そう、我が家ではジェット・リーのことをジェット先生と呼んでいる。ジェット先生は僕と同い年だ。でも、僕の何十倍も濃い人生を歩んで来られているのだろうな。(どうせ、俺の人生、薄っぺらじゃ!)

今週は『スピリット』。ジェット・リーと言うよりはリー・リンチェイの頃の映画のようだった。最近のジェット・リーは現代劇のアクションが多かったためだろう。

この作品には彼の哲学(宗教観)がかなり伺える。戦いは戦いしか生まない。武道の武は戈(ホコ)と止という文字がくっついたもの。つまり暴力を止めるための力こそが武道なのだそうだ。

ラストの中村獅童との戦いで見せたファイトこそジェット・リーが考える仏教の考え方なんどろうと僕は思う。草原で舞うように見せる型は、少林寺NO.1だったころの荒々しさではなく、優雅さを身に付けた40歳を超えた彼の到達点なのかもしれない。

ただ、観た人みんなが言う。「ラストの歌が興ざめだ!」「何で日本人の歌なんだ。しかも暗い歌詞でうっとうしい!!」
配給元や製作側の思惑なのだろうが、見事に外しています。これじゃー唄っているグループのイメージダウンで逆に可愛そうです。

あと、原田眞人は『ラスト・サムライ』と同じような悪役日本人で出ていたが監督は辞めたのだろうか?

みんなはいろいろ言うが、僕は結構おもしろかったので観てください。 以上、店長でした。

●2006年03月19日(日)
店のBGMで流しているFMラジオで石井竜也がこう言った。「今日、ラジオなんか聞いている奴いるのか?」そう、今日はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の準決勝の日。野球を知らない人でもナショナリズムに燃え、今日はTVを観ていることだろう。
しかーし!!お店はピンチ。日曜日にはあるまじき暇な日である。日本が韓国に勝利して、正直嬉しい。オリックスファンの僕はイチローの活躍がたのもしい。でも、暇は嫌である。

キューバとの決勝日もかなり楽しみなのだが、いかんせん21日は3月唯一の祝日ではないか!!一日ずらして22日にしてもらえないだろうか。いやせめて朝9時から試合してもらえないだろうか。11時は中途半端である。3時間で終わったとしても午後2時。僕なら出かけないな。い、嫌、出かけて下さい。元町まで。お願いします。待てます。

今週は『ナルニア国物語・第一章 ライオンと魔女』。
題の通り、長編ファンタジーの第1部である。全部で6章まであるそうだ。海外ではそこそこの興行収入があったので第2章の製作が決定されているらしい。

映画は、どが付くほどのファンタジーだった。ディズニーだし、なかなか良くできている。残念なのは、カッチョイイ、お兄ちゃんやお姉ちゃんが出ていないことである。

これが『ロード・オブ・ザ・リング』ならば、「キャー!レゴラス様〜!アラゴルン様〜!フロド!ボロミア!ファラミア!」などとイケ面俳優にことかかない。『ハリー・ポッター』も子供だが、ダニエル君やエマちゃん、ルパート君はけっこう垢抜けている。(エマちゃんにはなんだか色気まで出てきた。)大人の俳優もアラン・リックマン、ゲイリー・オルドマンと渋いイギリス俳優が出演し、盛り上げている。

ところが『ナルニア国物語』にはかっこいい!!といえるキャラがいないのである。かろうじてピーターがかっこいいかなと思わすところがあるが、それでもよく見ると子供だ。
半分馬のおっさん(オレイアス)もかっこいいのだがこれも良く見ると頬はこけているし、イケ面とまではいかない。
ひょっとして一番男前なのはタムナスさんかな?でも、体半分、動物だもんな。

こんな見方は不謹慎なのかもしれないが、映画のグッズが売れる、売れないは僕にとって大事なことなのだ。今回は・・・ダメだな。

これからペベンシー兄弟がラストに出てくるような大人になる物語があれば良いのに。

でも映画悪くありません。結構、面白かったです。きっと次回作も観たいと思いました。

以上、店長でした。



●2006年03月12日(日)
今回は枕ネタ(落語か!)無しで書きます。今週は2本観ました。

まずは『クラッシュ』。今年のアカデミー作品賞です。僕は受賞したその日に観に行きました。そして現時点で今年のNO.1になりました。

非常に考えさせられる内容でした。人種差別が根強いアメリカには住みたくないとも思いました。
別な意味で日本に働きに来られている外国人の方に関する自分の観念的なものにちょっと考えさせられもしました。

これではわからないですよね。僕自身もこの映画の良さをどう伝えて良いのかわからないので、是非観てください。そして感想を聞かせてください。お願いします。

僕が観に行った日は平日ということもありガラガラの劇場でしたが、アカデミーを受賞したので上映期間も延びたそうです。観る価値ありだと僕は思います。

もう1本は『ドラえもん のび太の恐竜2006』。実は初めて劇場で『ドラえもん』を観ました。この映画、『ドラえもん』の劇場版1作目のリメイクらしいのですが、いやーよく出来ていた。感動しました。これは子供向けでもありますが、親になった当時の子供向けでもありました。

時代考証も現代ではなく30年前の日本が舞台で、穴を掘ってゴミを埋めたり、のどが渇くと麦茶だったり、しずかちゃんの服が花柄の襟で今風でなかったりと観ていて懐かしさを覚える映画でした。娘はそんなことわからないだろうから、やはり大人狙いの演出なんでしょうね。

前の声優さんに慣れていた方は声に違和感があると言いますが、僕は大山さんも水田さんもドラえもんだったと思います。それぞれのキャラの声にぜんぜん違和感がありませんでした。

ラスト、前に座っていた孫連れのおじいさんをも涙ぐませたドラもんはさすがだと感心させられました。

ただ、恐竜のピー助の声の神木君を絶賛する人も多いですが、僕は普通でした。神木君はちゃんと喋るほうが上手いと思います。

以上、今週は2本とも大満足の店長でした。


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