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●2005年12月28日(水)
僕は結構こだわるタイプである。例えば、靴はスニーカー。以前はナイキだったが今はアディダスに落ち着いている。モデルはカントリー。カントリーは以前フランス製しかなかった。ちょっと浮気してスタン・スミスを買うときもアメリカ製ではなく、わざわざフランス製のものを買っていた。 ジーンズも今はエドウィンの50シリーズ。スリムやベルボトムなど流行はあるが、僕はずっとストレートである。 ブランドもTAKEO−KIKUCHIやニコル、時には、カール・ヘルムなんかも好んでいた。 ところが今は、ブランドはだいたいユニクロ。あとはアウトレットで安く買うぐらいである。娘がファミリアやシャーリー・テンプルで買う服1着で、僕のシャツは7枚は買える。ジーンズはエドゥンだが、かなりぼろぼろになるまで2着を交互に履いている。 それでもスニーカーだけは自分好みの物を死守続けていた。今、履いているカントリーがかなりぼろくなってきたある日、嫁がスニーカーを買ってきた。「おー、いつものカントリーか?それとも気分を変えてスーパースターなんかも良いではないか。何?」 見たらナイキの白いスニーカー。どう見てもSALE品。なんかメッシュ仕立て・・・。 でも、僕は今その靴を履いている。さよならこだわり。さよなら僕の好きなブランドたち。こうして僕はおっさんになっていくのね。結婚して、子供が出来るとおっさんくさくなるのは、嫁のせいだったのか!!おっと、こんなのが見つかると怒られるな。 これぐらいでやめておこう。 今週は『キング・コング』。とても長い映画でした。3時間は超えていました。 もう、ピーター・ジャクソン(後からはPJ)の思いが一杯つまった作品で、彼は大満足なのでしょう。ユニバーサルが2時間半の映画にしてくれ!と言ったのに自腹切って撮るから文句無いだろと3時間10分にした彼はきっとDVDでデレクターズ・カット版として4時間超えも出すだろう。 でも、PJ。この映画を普通にヒットさえようと思うのならば、2時間にすべきだったかも。たしかに人間関係は良く描けている。端役の黒人のおっさんにも見せ場を作っていたり、ジェイミー・ベルやコリン・ハンクスなどの若手までも役柄として生きていた。しかし、みんなが見たいのはキング・コングとアン(ナオミ・ワッツ)の話である。人間関係描きすぎ!キング・コングが出てくるまで1時間以上もかかり、だれてしまいそうになった。 また、『ロード・オブ・ザ・リンング』と同じようなセットもたくさん登場していた。きっと、PJはこの作品を作るために『ロード・〜』で試していたのかな? ジャク・ブラックが女優にオファーしようとするシーンで、フェイ・レイ(第1作目のアン役)の名前を出したり、街並みも1903年代にかなりこだわったりと第1作のオマージュ満載である。ま、マニア受けはするだろうな。 コングも今までのオモチャや着ぐるみとは違い、一番ゴリラだったのはすごいしね。 僕としてはこだわっている映画は好きなのでOKでしたが、興行的には失敗しそうな気がするな。 本当の意味で(つまらないと言う意味ではなく)時間に余裕がある人は見てください。以上、店長でした。
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