2005年10月の日記
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●2005年10月30日(日)
23日は娘の初初舞台だった。前にも書いたが、僕の母は日本舞踊の師匠である。3歳の娘は4月からお稽古を始め、約6ヶ月で初舞台を踏むことになってしまった。
ちょっと早いと思っていたのだが、母が大丈夫と言うので承諾した。娘が踊る所は、神戸で一番大きい国際会館というホールで新舞踊の会とは言え、親である僕と嫁は気が気ではなかった。

娘はと言えば、お化粧をしてもらって、「花菜ちゃん、良かったわー。おばちゃん涙が出たわ。」と褒めてくれる人達に上機嫌だった。なにはともあれ、無事に終わって良かった僕は1週間ほど脱力状態だった。こんなに疲れる舞台は初めてである。当分は、遠慮したい感じである。

花菜の初舞台を見るために遠方より友人カップルがわざわざ来てくれた。
一人は香港在住のスッチー(今はフライト・アテンダントという。)で、彼女と知り合ったために憧れのスッチーのイメージがガラガラと崩れてしまった。気さくな美人なのだが、気さく過ぎて、「お前、ホンマに飛行機乗っとんか?」と突っ込みたくなる。香港に初めて仕事行った時、彼女に案内と通訳をしてもらった。店の人と商談をしてくれるだが、あまりのパワフルさに僕は少し(いや、かなり)引いてしまった。ま、安く購入できたのは彼女のお蔭なのだが・・。

もう一人はアメリカ人で名前はブレイク・クロフォード、彼は役者である。何に出ているかと言えば『世界仰天ニュース』、『アンビリバボー』など。そう、ブレイクは外国ネタの再現フィルムに良く出ている。つまり、あの再現フィルムは外国ではなく日本で撮影されているのだ。横浜や湘南あたりのおしゃれな洋館などを使っていかにも外国のように。
あ、そうそう『ツーカーフォン関西』の『ツーカーV3』のCMなんかも出ていたな。どれもうっかりしているとブレイクとはわからず見過ごしてしまうものばかりである。

2年ぶりに会ったので、いろんな話ができて楽しかった。ちなみに最近ブレイクがした仕事は『同じ月を見ていた』の主演であるエディソン・チャンの通訳だったそうである。(エディソンはカナダ生まれだから英語がペラペラだそうである。)

今回は『まだまだ あぶない刑事』。劇場映画『あぶない刑事 フォーエバー』から7年ぶりの映画化である。
もう、おなじみメンバーの名前が出演者にあってワクワクした。年月が経つとトオル(中村トオル)とカオル(浅野温子)は課長
になっているし、松村課長(木の実ナナ)は署長になっていたりする。ナカさん、パパ、谷村(最初誰だかわからなかった。)、瞳ちゃんなんかも出てくると懐かしさで、「おー!!」と言ってしまいそうだった。
当然、タカとユウジの2人は50歳を超えてもかっこいい!!柴田さんなんか髪の毛増えているし。(あ、失言!)

内容は前回と一緒で陳腐な展開で話は進む。CGもうまく使えていないし、犯人に良心的なところをのぞかせたりするシーンは逆に興ざめになったりもした。でも、でも、見ていて思った。これはあぶ刑事なんだ!主演の2人がかっこ良く、お馴染みのパターン(カオルの衣装なんかがそう。)を見せてくれれば良いのだと。だから、最後までかっこいいタカとユウジが見ることができて僕は満足だった。
特に40歳を過ぎた中村トオルの先輩には頭があがらないところは、最近の韓国、香港映画の中村トオルの渋い演技をみているので、一番笑えたところだった。ま、好きな人は見てください。
以上、店長でした。

●2005年10月22日(土)
急に寒くなりましたね。風邪など引いてはいませんか?僕は引いてしまいました。のどは痛いわ、鼻水ダラダラやわで、かなり辛い状態です。
僕は何か大事な行事があると体調を壊します。小学生の時、遠足前に興奮しすぎて、当日熱出して行けなかったりするタイプの人間です。今回も娘の大事な発表会(これについては次回詳しく書きます。)前なのにこんな調子です。これは何かの呪いか、それともUFOの仕業かー!と言っているとバカにされそうなので、取り合えず家ではマスクをして風邪を移さないようきをつけよーっと。

今週は『シン・シティ』です。監督はロバート・ロドリゲスとフランク・ミュラー。監督は一人でないとダメ!というアメリカの監督協会に、「なら、そんな協会辞めてやる!」と意地を通したほどの意欲作です。だからか今回は映倫マークもなかったのかな?

でも、気合入れた割には普通でした。悪くはない。マンガのようなありえない動きも許せる。ただ、とりたてて斬新なシーンやストーリーでもなかったからでしょうか、途中あくびが出てしまいました。
残酷な場面もモノクロ画像が逆に怖さを消しているような気がすします。どうせR−15指定するならば、もっとグロテスクでも良かったかも?(怖すぎると観に行かないかもしれないですが。)

ロドリゲスの映画って何故、こんなに中途半端なんでしょう。『デスペラード』だって悪くはないのですが、これは面白い!と絶賛できない。『シン・シティ』なんかこれでもかというほどスターが沢山でているのにね。

ま、好き嫌いがあると思うので、時間があったら行ってください。
以上、店長でした。

●2005年10月16日(日)
『ムシ・キング』が流行した時、「いやー、娘で良かった。カブト虫とか怖いみたいだし・・・。」と安心していたお父さん、お母さん、セガ(ゲーム会社)にやられましたね。え、何のこと?って、『ラブ&ベリー』ですよ。

知らない人もいるので説明しておきます。『ムシ・キング』の女の子版みたいなもので、カードを使い、衣装や髪型、靴などを着替え、ダンスをさせるゲームです。操作は意外とシンプルでボタン1つ(別に2つ押してもかまわない)をリズムにあわせて押すだけです。このゲームではカードが重要で、どれだけいろいろなカードを持っていて、衣装をダンスに合わせて変えることができるかがポイントとなります。変身ポイントが高いほど、ダンス勝負の時も有利で、勝てば次のステージに進めます。つまり長く遊ぶには、沢山のカードが必要なのです。

3歳の娘がこのゲームを始めた頃はカードを2、3枚しか持っていませんでした。これでは、変身ポイントが低い状態です。でも、たいがい一緒に順番待ちをしている見ず知らずのお姉ちゃんたちがカードを貸してくれ、(衣装を勝手に全部コーディネートされてたりもするが・・・・)結構高いポイントの衣装で遊べたりもします。

何が問題かといえば、一人のゲーム時間が長い!5人ぐらい並んでいたら30分以上は待たされます。(当然、1人1回で交代します。)娘は辛抱強く待つのですが、親はとても辛い時間です。

そこでセガも考えた。以前は春夏バージョンだったのですが、秋冬バージョンに変えた時にゲームが難しくなったのです。『ちょーかんたん』を選んでも、なかなか変身ポイントも上がらず、ダンスも1ステージで終わってしまいます。待たされる時間はこれで減るのでしょうが、1ステージでなさけなく玉砕する娘を見て、「100円は払てんからもう少し遊ばせろ!」と思うのは僕だけではないはずです。何千円も使って、なかなか靴や髪のカードも出ないしね。

今週は『ベルベット・レイン』です。
アンディー・ラウ、ジャッキー・チュンといった歌手の香港四天皇が主演で、若手売り出し中のショーン・ユーとエディソン・チャンも主役級で出ています。最近この若手ふたり、よく一緒に出ていますよね。『インファナル・アフェア』シリーズ(『インファナル・アフェア2』は2人が主役)、『頭文字D』なんかがそうですが、やはりこの2人は役者としても非常に良いと思います。

感想?話は香港マフィアのクライム・ストーリーなのですが、どうも作り方が『インファナル・アフェア』と良く似ている。すごい銃撃戦はなく、会話やストーリーの展開で見せようとしたり、経過時間を前後させたりと本当に似ていました。そう思って見ていると、女性歌手の劇中歌や重要なシーンのスローまで似ている。最後に「おお、そうか!」と言わせるどんでん返しはありましたが、それも後から思えば『インファナル』風のおちかなとも思えました。

ただ内容はともかく、主役4人は渋い!特にジャキー・チュン(ジャッキー・チェンではないよ。)がかっこいい。レフティー(ジャッキー)のレゲエな髪型に顔の傷が、アンディー扮するホンのボスらしい落ち着いた風格とは逆に荒々しい雰囲気を漂わせていてかなり迫力があります。

4人のかっこ良さ、それぞれの関係の謎解きを見るだけでも見て損はなしなので、時間があれば見てください。
以上、店長でした。

●2005年10月01日(土)
サービス業はいろんな状況に影響される。例えば、台風が近づけばお店を早く閉めてスタッフを早く帰さなければならない。雨降りでも紙物がほとんどのシネマインク.はお客様が来なかったりする。

今回、影響を受けそうだったのは阪神タイガースの優勝である。もしセ・リーグ優勝が土、日曜まで延びていたら大変である。みんなTVを観ているため、買い物など出かけないのである。特に関西は70%が阪神ファンで、阪神ファンでなければ仲間に入れてもらえないことが非常に多い。「阪神ファンでないなら入ってくるな!」という飲食店なんかもあちこちにある。僕?僕はオリックスファンである。ごく一部のオリックスファンは仲間はずれにされない。
「店長はどこのファン?」「オリックスファンです。」「ふーん、オリックスってどんな選手がおるん。あ、ヤワラちゃんの旦那さんの谷か。」ぐらいで終わってしまう。ま、関西の球団だし、パ・リーグには興味ない人が多いからね。昨年、近鉄と合併したため、よけいにどんな選手がいるのかわからなくなってしまったオリックスは今年4位で終わりそうだ。
これでプレー・オフに出て、優勝でもしていたら関西2球団での日本シリーズが観れたのになぁ。いっそ阪神優勝セールでもして便乗してやろうかとも考えている。だって、ここ1,2週はお店にお客様があまりこないんだもの。

今週はなんと、2作品観た。『頭文字(イニシャル)D』と『ファンタスティック・フォー』である。

まずは『頭文字D』。この映画、日本語吹き替え版のほうが上映館が多い。観に行って理由がわかった。もともと日本のマンガが原作で、舞台も日本のため香港俳優の広東語はかなり違和感がある。

主演の拓海役のジェイ・チョウが日本が舞台なのに、「藤原とうふ店」なのに、広東語を喋るとかなりおかしい。なんでも字幕版だと拓海も広東語で違う読み方になるらしい。それはダメだ!吹き替えの声優さんに多少違和感があっても日本語でないと。

全体的にもおもしろい作品になっていた。カーアクションはすごい迫力なので、僕はてっきり香港のスタントチームのカーアクションだと思っていたら、日本の高橋レーシングチームがしていたみたいだ。日本のカースタントがこれほどすばらしいアクションをすることにかなり感心してしまった。

話の内容はともかく、涼介役のエディソン・チャンや毅役のショーン・ユーもかっこいいので男前好きは観に行ってください。
ただし、暴走行為は嫌いなので、観に行った後、興奮して高速や山道を無茶して走って迷惑をかけないように。あと、ショーン・ユーは『ヤンキー母校に帰る』の竹之内豊に、ジェイ・チョウが吉本新喜劇のウッチーこと内場勝則に見えたのは僕だけだろうか?

次は『ファンタスティック・フォー』。あまり良い評判を聞かなかったので、期待せず観に行ったら意外と面白かった。子供のころ、岩みたいなおっさん(声は関敬六さんだったと思う)が「ムシュ、メラメラ!」と言っていたあのアニメの実写版だ。

宇宙嵐の光線で特殊能力を身に付けた4人の話なのだが、今回の話は序盤のためか(続きを作るのかは知らないが)、メンバーとしての団結力がない。岩のおっさん(ザ・シング)は他の3人は外見が普通なのに自分だけが岩みたいになっていることにいじけるし、炎の若造(ヒューマン・トーチ)は一人暴走して、有名になれることを喜び、みんなの言うこと聞かないし、リーダーのミスター・ファンタスティックとインビジブル・ウーマンは色恋沙汰でギクシャクするし、今までで一番まとまりのないヒーローだった。

最後に団結して悪のドクター・ドゥームを倒すのだが、なぜだか無理やりまとまって倒したような感じだった。でも、アクションシーンは結構迫力があり、最後まで飽きさせずに見せてくれる。インビジブル・ウーマン役のジェシカ・アルバのお色気シーンも子供向け程度にあるしね。
アメコミが好きでなくても結構わかりやすく楽しいのでご家族ずれでもOKです。

以上、店長でした。






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