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●2004年01月27日(火)
拝啓 ユンファ様 私があなたを始めて観たのは『男たちの挽歌』でした。あなたの第一印象は日本の俳優、小林明に似たおじさんっぽいイメージでした。ですが、そのイメージは映画観るうちにくつがえされました。 とにかくカッコイイ!共演のティ・ロンもレスリー・チャンもそれぞれ良いのですが、特に準主役なのにあなたは一番かっこ良かった! 階段を背中から落ちながら二丁拳銃をぶっぱなすあなたに男ながら惚れてしまいそうになりました。 それからはあなたの主演作をむさぼり観ました。『男たちの挽歌2』『狼 男たちの挽歌最終章』、『AGAIN』、『ゴッド・ギャンブラー』シリーズ、『大丈夫日記』までも観ました。あなたのアクションもコメディーも、香港映画でのあなたが大好きでした。 それから少し立ってから聞いたのが香港返還にともない、あなたのハリウッド進出でした。きっと、ハリウッドでもあなたのガン・アクションが認められ、世界のユンファになることを私は期待しました。 が、一作目の『リプレストメント・キラー』、続く『NYPD15分署』は小さくまとまってしまいましたね。アクションは一応あるのですが以前のようなずーっとハラハラ、ドキドキはありませんでした。 『アンナと王様』、『グリーンデスティニー』はある意味成功でしたが、私たちが観たいのはあなたのガンアクションなのです。 そんな思いの時に飛びこんだニュースが私を喜ばせました。旧友ジョン・ウーと組んだアクション映画が完成するという話は、日本にいるしがない1ファンを感動させるほどでした。題名も『バレット・プルーフ・モンク』。『弾丸坊主』と聞いて、ますます期待が高まり、両手に銃を握るあなたの予告編っを観たときには涙ぐんだほどです。 私は胸躍らせて公開3日目の平日、仕事の合間にもかかわらず劇場へはせ参じました。劇場はお客が6人とガラガラでしたが、そんなことよりあなたを観れることのほうが嬉しくて一番良い席をキープして上映を待ちました。 え、映画の感想ですか?それは聞かないで下さい。どうしても言わなければいけませんか?では、書きます。 二丁拳銃は一分でしたね。そこだけはカッコ良かったです。終わり。 え、それだけかって?これ以上書くと・・・。では、もう少し書きます。 質問なのですが、あなたの役は巻物を守る武術にもたけた坊主役でしたよね。なのに何故、巻物をショーン・ウィリアム・スコット君にあっさり取られたのですか?あれはわざとですか?そうですよね。あなたほどの達人が簡単には取られませんよね。失礼しました。 もう、良いですか?これ以上書くと書いてはならないことを書いてしまいそうです。 次回作はジョン・ウーが自ら監督であなたの映画を撮るそうですね。今度は、今度こそは私の好きなあなたの映画であること懇願します。 いろいろ書きましたが失礼があったら、お詫びいたします。今でも私はあなたのファンです。それだけは忘れないでくださいませ。 遠い日本からあなたのご活躍お祈りしております。では、この辺で。 敬具 シネマインク. 店長
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